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都知事選2016の投票率速報と過去の推移!年代別や得票率もまとめた

東京

 

舛添要一氏の辞任を受け、2016年7月31日に東京都知事選挙が行われることとなった。
14日には告示され、これまで最多の21人が立候補した。

7月10日に行われた参議院議員選挙では、東京都の投票率は57.5%で全国平均の54.7%を上回ったが、都知事選の投票率はどうなることだろう。

都知事選2016の投票率速報と比較してみようと過去の都知事選投票率の推移や年代別、得票率などのデータを集めてみた。

 

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都知事選2016投票率速報

 

投票率59.73%で確定。

男58.19%.

女61.22%.

 

 

※追記 7/31-6

投票率、NHKの開票速報で、59.73%と出ている。

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出典:NHK選挙情報

 

※追記 7/31-5

 

※追記 7/31-4

■期日前投票率

期日前投票の最終投票率が都選管から発表された。

 

7月15日から30日の16日間で期日前投票を行った人数は、

170万8195人

選挙人全体(有権者全)に対する割合は、

15.15%

 

前回の都知事選に比べて70万5281人多かった。

 

また、午後7時30分時点での推定投票率が、40.14%ということである。

 

※追記 7/31-3

投票が締め切られた午後8時、出口調査などの結果から、すでに小池ゆりこ候補の当確が報道されている。

都選管発表の午後6時の推定投票率は34.48%。

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出典:都知事選挙 投票結果

 

※追記 7/31-2

夕方の時点で投票率は前回を上回っている。

都選挙管理委員会が発表した午後4時現在の推定投票率は29・48%。前回2014年の同時刻と比べて4・94ポイント上回っている。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160731-00050060-yom-pol

 

東京都選挙管理委員会発表の午後3時の推定投票率。

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※追記 7/31

都選挙管理委員会が発表した午後2時現在の推定投票率は24・40%。前回2014年の同時刻と比べて8・53ポイント上回っている。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160731-00050060-yom-pol

 

※追記 7/30

都知事選2016の期日前投票は29日までの時点で過去最高数を記録している。

告示翌日の今月15日から29日までの15日間の投票者数は、131万7584人に上り

~中略~

12年は、最終的に124万4909人になったが、今回はすでにこれも上回っている。http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20160730-OYT1T50106.html

131万という数字は、2012年同時期の1.5倍で、有権者の11.69%に当たる。

 

都知事選投票率の推移

東京都知事選は戦後になって19回実施されている。

投票率をグラフで見るとこのように推移している。

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出典:https://thepage.jp/detail/20140210-00000003-wordleaf


2011年までは定期的に任期の4年ごとの4月に春の統一地方選挙で行われていた。
最近の2回は、知事の任期途中の辞任に伴い冬に行われている。今回2016年は初めて夏に行われる都知事選挙となる。

最も投票率が高かったのは1971年の72.36%で当選者は美濃部亮吉氏、最も低かったのは1987年の43.19%で当選は鈴木俊一氏である

前回2014年の投票率も46.14%と低かったが、この日は都心で45年ぶりの大雪で、そのことが影響したとみられている。


都知事選年代別投票率

東京都選挙伊管理委員会が発表している過去3回の都知事選の年代別の推定投票率である。

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出典:http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/election/nendaibetuchousa/tochiji-nendaibetu2014/

 

高齢になるほど投票率が上がっているのがわかる。

この投票率の傾向は、参議院や衆議院の議員を選ぶ国政選挙の場合もほとんど同じである。

 

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出典:http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/uploads/h26tochiji_nendai_gaiyou.pdf

 

どちらの場合もこれまで選挙権1年目であった20歳の投票率は21~29歳に比べて高くなっている。
今回は、18歳と19歳が選挙権1年目となり、その投票率が注目されている。

 

次のグラフは、若年層を20歳、21~24歳、25~29歳、30~34歳に分けて、全体の投票率と比べたものである。

 

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出典:http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/uploads/jyakunen_tiji.pdf

 

全体を通して、21~24歳がいちばん投票率が悪いという結果となっている。

そして有権者全体とくらべて全く低い投票率であることがよくわかる。

若年層はなぜ投票に行かないのか。

理由は、どうでもいい、めんどくさい、興味がない、誰に投票したらよいかわからない、行っても何も変わらない、などがよく聞かれる。断固としていかないというよりは、別に行かなくていいからいかない、という傾向である。

選挙や政治がその人にとって重要なものであるとは全く思えず、行く必要が感じられない、ということは、その人が自分をその集団の重要なメンバーであると思っていないとも言えるのではないか。

これは日本や東京都が平和でみんなが幸せに暮らせている証といえるであろう一方で、自分という存在が守って助けて尊重してもらえる重きものであるということを感じられないからなのではないか。

選挙にとって投票率が低い場合は、いわゆる「組織票」の影響が大きくなる。組織票とは特定の少人数の人の意思決定に従うもの。自分自身で意思決定して投票する個人が多く投票すれば投票率が上がるだけでなく、組織票の影響が小さくなり、より公正な政治家が多くなるのである。

政治にも国家にも社会のメンバーとしての自分にも興味がなくても、まずは自分と家族や友人といった大切な人たちのために投票に行くと私は考えてみようかと思う。

 

さて次に、男女別でみると、60歳以下では女性がやや投票率が高く高齢者では男性の投票率が高い。

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出典:http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/election/nendaibetuchousa/tochiji-nendaibetu2014/

 

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都知事選当選者得票率と得票数

都知事に当選するにはどれくらいの得票が必要であろうか。

投票率、当選者とその得票をまとめると以下のようになる。

得票数は、当選者が得た票の数で、得票率は、その数が合計投票数の何パーセントに当たるか、である。

 

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東京都知事選挙 - Wikipediaより抜粋。

 

当選者得票率をグラフ化してみるとは以下のようになる。

 

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 得票率が最低の30.47%であったのも、最高の70.21%であったのも石原慎太郎氏である。30.47%で当選した1999年の候補者数は19人で今回の21人に次ぐ人数であった。70.21%の2003年の候補者は5人であった。

 

 次に得票率ではなく得票数でみると。

 

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得票数にすると猪瀬直樹氏が一番多かったのがよくわかる。次いで美濃部亮吉氏の2期目、そして石原慎太郎氏の2期目である。

現職都知事が立候補して落選したことは一度もない。

都知事は知名度の高い有名人ばかり選ばれるようなイメージであるが、一度知事になると支持されているらしい。

得票数が一番少ないのは今回もまた石原慎太郎氏で、先ほどの得票率30.47%の1999年で166万票余り。

 

前回の舛添要一氏は211万票余りで当選している。

 

都知事選2016で当選するには

朝日新聞や毎日新聞の報道によると今回の都知事選の当選ラインは200万票であるとされる。

 

予想では、投票率が5割強で、今回同様3人の有力候補が争った1995年の結果を見ると、当選した青島幸雄氏が36.6%にあたる170万票余りで当選していることから、200万票の獲得で当選できるとしている。

 

2016年の都知事選有権者数は、1127万4080人。

投票率50%なら563万7040人。

 

この人数で、当選最低得票率であった30.47%なら171万7606票で当選ということになり、200万票なら1/3以上の得票率となる。

一方で、投票率が10%上がれば、それだけでその半数以上となる112万票以上投票数が増えることになり、結果を左右するには十分な数字である。

 

10日の比例代表選、東京都では、自民・公明・こころで約294票、民進・共産・生活・社民で約248万票であった。投票率は57.5%。

東京都は無党派層が多くその動向が選挙結果を大きく左右するとされている。

 

まとめ

東京都知事選の投票率は43%~72%と幅があり、年代別では若年層になるほど低くなっている。

これまでの当選者の最低得票率は30.34%であり、最低得票数は166万票である。

東京都の有権者数は1千万人以上で無党派層が多いとされ、その投票率は選挙結果に大きな影響を与える。

 

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