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朝ドラ「べっぴんさん」のオープニング映像がかわいい!刺繍の作者は誰?

朝ドラ「べっぴんさん」のオープニング映像がとてもかわいい。主題歌はミスチルで男性の声、主人公が動いているパステルカラーのイラストの中を進んでいく映像。イラストはよくみると刺繍で作られている。
第1話は、実写映像から始まり、タイトル映像から始まったのではないけれど、オープニングのタイトル映像はドラマの雰囲気を決める大きな要素であると言える。
オープニング映像の作者について調べた。

 

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朝ドラ「べっぴんさん」のオープニング映像の作者は誰

作者は、

清川あさみ(きよかわあさみ)さん。


写真に刺繍を施すという手法の作品で有名である。

私が勝手に選ぶ清川あさみさんの代表作ベスト3。

まずなんといっても最初に代表作というべきは「美女採集」。


 

美女採集は、女優などの美女と動植物と刺しゅうが組み合わさったビジュアルアート。2006年から、雑誌「relax」、「流行通信」、2009年からは雑誌FRaUに連載された。

写真は2012年に発売されたFRaUの作品を集めたもの。

 

清川さんは、美しい絵本の作品シリーズも制作してて、幸せな王子、人魚姫、グスコーブドリの伝記などいろいろあってどれもとても美しい。

以下はそのなかのひとつ、銀河鉄道の夜。


 

宮沢賢治氏が見ていたものはこんなにかわいらしくロマンチックだっただろうか。

 

3つ目は、谷川俊太郎 氏との共作絵本「かみさまはいる いない?」


 

絵本で児童書だけれど、黒い背景に哲学的なお話。小さなお子さんはこのビジュアルをどう感じるだろう。こういう色や見た目の絵本はとてもめずらしい。

 

コマーシャルのビジュアルで私たちは清川さんの作品をおよく目にしている。

2015年のセブンイレブンクリスマスキャンペーンのカタログや、LUXボディーソープのビジュアルとボトルデザインなども清川さんの作品。

清川あさみさんは、2016年で活動歴15年のアーティスト・美術家である。

清川さんは、べっぴんさんの主人公と同じ兵庫県出身。神戸ではないが、1979年兵庫県淡路島生まれ。兵庫県立洲本高校卒業後、文化服装学院へ進学し、モデルとしても活躍した。

2001年山梨のギャラリーで初めての個展を開く。写真に刺しゅうを施すという独特の手法を用いた作品を2003年から制作するようになり注目される。

2004年ベストデビュタント賞受賞、2007年からは代表作となる美女採集の発表をはじめる。

2009年東京都庭園美術館で個展開催、2010年VOCA展入賞、2011年水戸芸術館で個展、2012年にはVOGUE JAPAN Women of the Year 2012受賞、つむぎ賞受賞、谷川俊太郎氏との共作絵本「かみさまはいるいない?」が児童書世界大会の日本代表作に選出、表参道ヒルズで個展を開催。

その後は押しも押されぬアーティストとして、インスタレーション作品発表、店舗デザイン、プロダクトデザイン、広告や衣装のアートディレクターとしても活躍している。

プライベートでは、今年2016年4月に彫刻家の名和晃平(なわこうへい)氏と結婚、秋には第1子出産予定ということである。

清川さんのサイトはこちら

 

おまけ

刺繍と兵庫出身とママになるということで清川さんはまさにべっぴんさんにぴったりな人物ともいえるような。

刺繍は個人的には不思議です。刺繍はとてもかわいらしいのに見る距離によっては私には糸の密集が何か違うものに見えてきて鳥肌が立つこともある。

べっぴんさんのタイトル映像は、とてもすてきな第1印象だった。芳根京子さんの存在感ととてもよく似合っていて、そこに流れる声が甘い女性のものではなくミスチルってところもまた絶妙な組み合わせで、とてもよかった。

刺繍のイメージは趣味や伝統技術といったものだったけれど、今日の映像で私の中ではずいぶん変わった気がする。

 

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