アメリカ大統領選の結果いつわかる?日本時間9日何時【2016米選挙】
2016年11月8日はアメリカ大統領選の投票日。その開票結果はいったいいつわかるの?日本時間で何時になるのかを調べた。
それから先日池上彰氏のテレビ番組で、11/8の選挙は選挙人を選ぶ選挙で大統領を直接選んでいるのではないといっていた。いったいどういう仕組みになっているのか。そのあたりも調べてみた。
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アメリカ大統領選の結果はいつわかる?
アメリカで勝者名が報道される時間は、一番早くて日本時間の
- 9日 午後1時
ということである。というのは、西海岸で投票が終了するまで勝者の指名はしないという協定になっているからだそうだ。
前回2012年にはその15分後に、その前の2008年にはその時間ちょうどに勝者が発表され、1時間以内にほとんどのマスコミが報道した。
ちなみに投票がすべて完了するのは、西海岸より後のアラスカ州が最後で、日本時間で9日午後3時である。
しかしながら、NYタイムズによると、激戦6州をクリントン氏がすべて制したとすると、午後1時の発表より前の午前11時で勝敗の行方が見えるとしている。
とはいえ、2000年のブッシュvsゴアのように接戦で集計に時間がかかることもある。
勝者指名報道前に勝者がわかる?
まず、どうなったら勝者かというと、270人の選挙人を獲得したほうが勝者である。
ということで、大統領選の仕組みをざっくりおさらいすると、
- アメリカ大統領選は、「大統領選挙人」を「一般投票」で選び、その後「大統領選挙人」が「選挙人投票」をして大統領が決まる
という形式をとっている。
11/8の選挙は一般投票である。選挙人投票は12月に行われる。
大統領選挙人は州の人口によって人数が割り当てられている。そして、選挙人は、どんなに接戦であったとしてもその州の勝者が全員分を獲得する。
11/8の選挙はいわば州ごとにどの候補者を支持するかを決めることになるのである。
選挙人の数は、ワシントンDC以外では上院と下院の議員数と同じ。ワシントンDCの選挙人は3人で合計538人。
270人を獲得するとその過半数であり勝者となる。
選挙結果は州の投票結果が出るごとにどんどん発表されていくので、州ごとの勝者とその選挙人数を自分で数えると、報道が勝者を指名して発表する前に、結果はわかるのである。
2016年の大統領選はどこを見る?
アメリカにはどの党を支持するかという伝統が地域ごとにあって、その傾向が強い州では選挙活動なしでも支持政党の候補者が勝利するという。
その傾向が弱い州が、選挙のカギを握ることになる。
中でも2016年のカギを握る重要な州は、フロリダ州であると報道されている。
フロリダ州の選挙人は29人と大きい。フロリダ州は日本時間9日午前10時に投票が締め切られる。ここは第1に注目すべき開票結果である。
ちなみにブッシュvsゴアの2000年の選挙では大接戦で、2週間ほど開票にかかったという例がある。
他の激戦州は、オハイオ、ノースカロライナ、アイオワ、コロラド、ネバダ、ミシガン、ニューハンプシャー、ペンシルベニア、ウィスコンシン、アリゾナ。
中でも選挙人15のノースカロライナ州と18人のオハイオ州が注目されている。
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まとめ
アメリカ大統領選2016の結果は、早ければ日本時間9日午後1時に報道される。11/8の選挙は、大統領選挙人を選ぶ選挙で、その数が270になったほうが勝者である。
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