おんな城主直虎のテーマ音楽ピアノの演奏は誰?【NHK大河2017】ライブの予定はあるのか
NHK2017の大河ドラマ「おんな城主直虎」のテーマ音楽で、ピアノの演奏を担当しているピアニストはランランさん。ランランさんはどんな人なのか。
そのプロフィールに迫ってみた。
そして、日本でのライブ演奏会の予定はあるのかも調査した。
ピアニスト ランラン プロフィール
ランランさんは、中国生まれ34歳の男性ピアニストである。
ランランという名前は、中国語では、郎朗、アルファベット表記では、Lang Lang、である。
下の名前「朗」のとおり、朗らかなショーマンである。
プロフィールをまとめてみた。
1982/6/14、中国・遼寧省・瀋陽に生まれる。(日本語読みは「りょうねいしょうしんよう」または「シェンヤン」)
父・郎国任は、中国の伝統楽器「二胡」の奏者で、清王朝時代の満族の有力一族ニオフル氏の子孫である。
瀋陽は中国のここ。
ランランさんによると、2歳の時、「トムとジェリー」の「猫コンチェルト」という回を見てピアノに感激したことが、ピアノを始めるきっかけであったという。
猫コンチェルトの回をざっくり説明すると、トム(猫のほう)が、リストの「ハンガリー狂詩曲第2番」をステージ上でピアノで演奏しているのをジェリー(ねずみ)が邪魔をする、という回である。
リストやハンガリー狂詩曲第2番は今もランランさんの十八番である。
3歳でピアノを習い始める。瀋陽音楽学院の朱雅芬(チューヤーフェン)教授に習う。
5歳で瀋陽ピアノコンクールで優勝し、初のリサイタルを開く。
5歳でリサイタルとは、天才って小さいころから人生が違う。
9歳の時、北京中央音楽院の入試に臨もうとするも、ひとりのピアノ教師から才能がないとしてはじかれてしまった。悲嘆したランラン少年をなぐさめようと、ほかの音楽教師がモーツアルトのピアノソナタ第10番ハ長調のレコードをかけて、第2楽章を一緒に演奏するように言った。このことがランランの目を覚まさせ、のちに北京中央音楽院に入学したのだった。
北京ではツァオピングオ教授に師事。
1993年、北京のピアノコンクールで優勝。
1994年12歳の時、ドイツの第4回エトリンゲン青少年ピアノコンクールで最優秀賞と技能賞。
1995年、13歳でショパンのエチュードOp.10と25を北京コンサートホールで演奏する。このOp.10と25は、きわめて難易度が高い作品でピアノ学習の最高到達点のひとつである。
同じ年、日本の仙台で行われた、第2回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールで優勝。コンクールではショパンのピアノコンチェルト2番をモスクワ交響楽団とともに演奏し、NHKがその模様を放送した。
14歳の時、中国国立交響楽団の最初のコンサートでソリストとして演奏、コンサートには中国国家主席が出席し、その模様は中国中央テレビが放送した。
1997年、15歳の時に父と共にアメリカへわたり、フィラデルフィアのカーティス音楽院でゲイリー・グラフマン氏に師事した。
ランランさんが注目を集めるきっかけとなったのは、17歳の時。急病となったアンドレ・ワッツ氏の代わりにシカゴ交響楽団とチャイコフスキーのピアノ交響曲第1番を演奏。それがシカゴトリビューン紙に高評価されたことであった。
2001年には、アメリカの音楽家の夢、カーネギーホールでユーリ・テミルカーノフ氏と共演でデビュー演奏会を行った。チケットは完売。
以来ランランさんは世界中で演奏活動をし、軒並み評判となって今日に至る。
ランランさんは現在、アメリカをはじめ、ベルリンフィルやウィーンフィルといった名門オーケストラとも共演する押しも押されぬ大人気のピアニストである。
クラシック界以外にも、メタリカやジャズのハービーハンコック氏との共演などもある。
ランランさんは、サービス精神旺盛なパフォーマーでその独特の演奏が物議を醸すこともある。それだけ注目されているということである。
ランランさんといえば、2008年北京オリンピックの開会式を思い起こす人も多いかもしれない。
それから、2006年のドラマ「のだめカンタービレ」を思い起こす人もいるかもしれない。ドラマ内のピアノの曲全曲の演奏をランランさんが担当した。
主人公のだめも確か個性的で魅力的な演奏をするという設定であった。
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ピアニスト ランラン 2017年のライブ演奏会
というわけで、ランランさんの演奏を生で聴きたい!
日本に近々来たりする?と考え調査してみた。
しかしながら。。。。
今のところは来日演奏会の予定は確認できなかった。
ランランさんのウェブサイトで予定を確かめてみたところ、
1月 予定なしなので冬休み?
2月 アメリカ国内の演奏会11回
3月 初旬はアメリカ、その後、イタリア、イギリス、ドイツとヨーロッパでの演奏会
4月 4/3に台湾での演奏会、26にスイスでの演奏会
5月 5/3パリ
6月 6/1ノルウェー
7月 初旬はイギリス、その後アメリカ
8月 予定なし
9月 9/5ルーマニア、9/16アメリカ
10月 10/30ニューヨーク・カーネギーホール
となっている。ランランさんのサイトはこちら。
2017年は日本で再注目されることは間違いないので、これから予定が組まれるといいな。
ランランを聴く
とりあえず、演奏を楽しむにはレコードされているもので。というわけでまったくもって個人的におすすめのものをピックアップしてみた。
リストマイピアノヒーロー
やっぱり2歳の時に感銘を受けたリストかな。とはいえハンガリー狂詩曲第2番は入ってなくて、このなかの私のお気に入りは、9番目のアヴェマリア。シューベルトのアヴェマリアをリスト風にっていう演奏です。なんか情感あふれてかつ華やかなアヴェマリアとでもいいますか。ステキなアレンジです。
ベストオブランラン
ハンガリー狂詩曲第2番も2曲目に入っている。映画音楽や協奏曲も多くて、中国曲もある。まさにランランといった1作。
のだめカンタービレ コンプリート BEST100
これすごいです。
ディスク4枚。なにせ100トラック以上ある。いろーんな曲が入っている。とても有名な曲ばかりいいとこどりって感じである。
とっても楽しめる。
ランランさんは演奏している姿や表情も大きな魅力だけれど、視覚情報をシャットダウンして音だけに集中して聴くのもとてもいい。
とはいえ、のだめの場合はドラマの出演者たちを思い浮かべてしまうわけですが(笑)
いや、あれから10年もすぎているからきっと音楽だけ楽しめるはず。
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ランランさんは世界的に有名なピアニストで、愛嬌があってとても人気がある。世界中のテレビでランランさんの演奏の模様が放送される。
テレビでも十分に心動かされる演奏なのであるが、やっぱり電気信号を通していない生のピアノの音の演奏をぜひ聞いてみたい。きっとすばらしい体験になることだろう。
なんていって、ランランさんが出場する大きな会場ではマイクを通しているなあ。。。
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