アルゼンチンオープン2017の優勝賞金とポイントについて【テニス錦織圭】
テニスの錦織圭選手が、南米真夏のクレーコート戦、アルゼンチンオープン2017に出場している。
錦織選手は、第1シードでダントツの優勝候補となっているが、アルゼンチンオープンは優勝ポイント250のATP250シリーズ。優勝賞金はいったいどれくらいなのか。
さらに、準優勝では、予選通過では、ダブルでは、など賞金について調べた。
また、ポイントも一覧にした。
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アルゼンチンオープン2017賞金総額
アルゼンチンオープン2017の賞金総額は、
- $546,680
日本円にして、約6200万円。
経費総額は、
- $624,340
日本円で約7100万円。
この額は、ほかに2つある南米でのATP250カテゴリの大会の中ではいちばん高い。
また、昨年までこの時期錦織選手が出場していた同カテゴリのアメリカでのメンフィスオープンはアルゼンチンよりも高額である。
アルゼンチンオープン2017優勝賞金
シングルス
- $97,470 約1100万円
ダブルス
-
$29,610 約335万円
シングルスがダブルスの3倍以上で、ダブルスは1チーム当たりの額であるから、一人なら6倍以上となる。
アルゼンチンオープン2017賞金一覧
シングルス
- 優勝 $97,470 約1100万円
- 準優勝 $51,335 約580万円
- ベスト4 $27,810 約315万円
- ベスト8 $15,840 約180万円
- 2回戦 $9,335 約106万円
- 1回戦 $5,530 約63万円
- 予選通過 0
- 予選2回戦 $2,490 約28万円
- 予選1回戦 $1,240 約14万円
錦織選手は、2017年1月初めに、同じATP250カテゴリのブリスベン国際に出場し準優勝したが、その時の賞金は$41,470。アルゼンチンの方が高い。
また次の全豪オープンで4回戦敗戦の錦織選手の獲得賞金は約1900万円(A$220,000)であり、これはアルゼンチンの優勝賞金の1.7倍以上である。
ダブルス
-
優勝 $29,610 約335万円
- 準優勝 $15,570 約176万円
- ベスト4 $8,430 約95万円
- ベスト8 $4,830 約55万円
- 1回戦 $2,830 約32万円
ダブルスは、ドロー数16で、1回戦出場ならひとりあたりがおよそ16万円。ほぼシグルスの予選出場者とおなじくらいである。
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アルゼンチンオープン2017ポイント一覧
シングルス
- 優勝 250
- 準優勝 150
- ベスト4 90
- ベスト8 45
- 2回戦 20
- 1回戦 0
- 予選通過 12
- 予選2回戦 6
- 予選1回戦 0
ダブルス
- 優勝 250
- 準優勝 150
- ベスト4 90
- ベスト8 45
- 1回戦 0
ポイントは出場しただけでは付与されない。
優勝ポイントの250を錦織選手の前出場大会、グランドスラムの全豪オープンと比べると、4回戦進出が180ポイント、ベスト8(準々決勝)進出で360ポイントであり、これらの間の数である。4回戦敗戦となった錦織選手は、180ポイントを獲得したが、アルゼンチンで優勝すると、これよりも大きなポイントを獲得することになる。
試合数を考えると、全豪では4戦、アルゼンチン優勝まででも、1回戦Byeの錦織選手は4戦たたかうこととなる。
というわけで意味があるかどうかわからないけれど、4戦目という点から、ポイントと賞金を比較してみる。
アルゼンチンでは4戦目に勝つと、優勝で250ポイントで約1100万円の賞金。
全豪では4戦目に勝つと、360ポイントで約3800万円の賞金。
アルゼンチンでは4戦目に負けると、準優勝150ポイントで約580万円の賞金。
全豪では4戦目に負けると、180ポイントで約1900万円の賞金。
ずいぶん格差があるようにも思うが、テニスを労働と考えてみると、アルゼンチンでは、2セット先取で勝利で最長3セット、全豪では3セット先取で勝利で最長5セットであるから、労働量では全豪の方が負担が大きい。
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まとめ
テニスのアルゼンチンオープン2017のシングルス優勝賞金は、約1100万円である。ダブルスは335万円で、どちらも優勝ポイントは250。
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