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ウィンブルドン2018ドローの発表いつ?ドローの決め方や試合方式は【テニス】

テニスのグランドスラム年間第3戦は芝コートのウィンブルドン選手権である。ドローの様子は毎年生中継されるイベントである。
大会は、トーナメント方式で運営され、1回負けたらそこで終わりである。その組み合わせ抽せんがドローであるが、組み合わせ表そのものもドローと呼ばれる。
ドローはどのように決まるのか。そして2018年のドロー発表はいつか。

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ウィンブルドン2018のドロー発表はいつ? 

本戦のドロー抽選会が行われるのは

  • 6/29(金)

抽選会が始まる時間は、ロンドン時間の午前10時、日本時間では午後6時からが予定されている。抽選会の模様はインターネットなどでも中継される。

シード選手は抽選に先立ち6/27(水)※訂正に発表の予定。

Seeds for The Championships

Seeds for The Championships 2018 will be announced on Wednesday 27 June.  
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ウィンブルドンの試合方式

ウィンブルドンの試合方式は、

  • トーナメント方式

トーナメント方式とは、1対1で対戦し、勝者は次のラウンドへ進み他の勝者と対戦、敗者はそこで終わり、というのを最後の一人(一組)になるまで続けるシステムで、他に、勝ち抜き戦、ノックアウトシステム、シングルエリミネーショントーナメントという呼び方もある。
最後の一人が優勝、最後の試合で負けると準優勝。ウィンブルドンには3位決定戦はない。

トーナメントの大きさを表すドロー数は、ウィンブルドンでは、

  • シングルス:128
  • ダブルス:64
  • 混合ダブルス:48

このドロー数は、テニス大会の中で最も大きく、すべてのグランドスラムでも採用されている数である。

■優勝まで何回戦あるの?
  • シングルス:7回戦
  • ダブルス:6回戦
  • 混合ダブルス:6回戦 混合ダブルスのドロー数48は2の累乗ではないので、シード16組が1回戦Bye(対戦相手なし)となり、64ラインのドロー表となる

ウィンブルドンのドローの決め方

ウィンブルドン選手権では、シングルス、ダブルス、混合ダブルス、ジュニアの部、車いすの部など多くのイベントが行われるが、ここでは男子シングルスを例に見ていきたい。

ウィンブルドンのドローは、シード選手とその他の選手を分けて決めていく。

■シードとは
  • シードは、強い選手たちが、互いに早い段階で対戦しないようにするためのシステムである。
  • ウィンブルドンのシード数は、
    シングルス:32
    ダブルス:16
■ウィンブルドンのシードはどうやって決まるの?
  • シード順は基本的に世界ランキング順
  • 男子シングルスでは、世界ランキング+芝コートでの成績

シードは、基本的に世界ランキングによって決められる。
しかしながら、ウィンブルドンの男子シングルスのシードは、世界ランキングに加えて芝コートでの成績が考慮される。考慮に加えられるのは直近12か月の芝コートでのポイント100%とその前12か月間の芝コートでのベストポイント75%。

■ドローの決め方
  • ドローは、シード選手を除き、コンピュータによってランダムに配置される。
  • シード選手のドローは、抽選会で決めていく。

ドロー表でのシード選手の位置は、全体に均等に散らばるように、あらかじめ決まっていて、残りの位置にランダムに配置される。

公開で行われるドロー抽選会は、シード選手の部分の抽選会である。
抽選会では、シード選手の部分を人の手によるくじ引きで決めていく。

■シード選手のドローの決め方

グランドスラムのルールによる、ドロー数128の場合のシード選手の位置は次の通り。

  • 第1シード:ライン1
  • 第2シード:ライン128
  • 第3、第4シード ライン33,96
  • 第5~8シード ライン32,64,65,97
  • 第9~12シード ライン17,49,80,112
  • 第13~16シード ライン16,48,81,113
  • 第17~24シード ライン9,24,41,56,73,88,105,120
  • 第25~32シード ライン8,25,40,57,72,89,104,121

シード選手は、その順位ごとに均等に各セクションに割り振られる。

まず、第1シードと第2シードはドロー表の前半(トップハーフ)と後半(ボトムハーフ)に一人ずつで、決勝でのみ当たるように配置される。通常、第1シードがライン1、第2シードがライン128と決まっている。

第1~第4シードは、準決勝まで当たらないように、ドロー表を4つのセクションに分けて、一人ずつ入るように配置される。セクションはライン1の方から順に、セクション1、セクション2、セクション3、セクション4、と呼ばれる。第1、第2シードはすでに配置されているので、第3、第4シードは、セクション2と3に一人ずつ配置される。

第5~第8シードは、第1~第4シードと準々決勝まで当たらないように配置される。

2016年の実際のドロー組み合わせ表を元に、セクションとシード選手の位置を図にしてみた。右端と左端の数字はラインの番号で、[]内の数字がシード順である。

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赤の縁取り枠がシード1~4で、青が5~8。ちょうど各セクションの両端に配置されている。

その後も同じように、第16シードまでは4回戦まで当たらにように、そして第32シードまでは3回戦まで当たらないように、そして均等に散らばるように配置されている。

シード選手は、早い段階では格下の選手とだけ当たり、シード順が上のほうが優位に先へ進める仕組みとなっている。より強い選手が長くトーナメントにとどまることによって、トーナメントが進むほど試合の難易度が上がり、観客もより楽しめる仕組みになっているともいえる。

抽選会では、たとえば第3、第4シードはどちらの位置に入ってもいいので、この2つの位置をめぐって抽選する。第6、7、8、9シードはどのセクションに入ってもいいので4つの位置をめぐって抽選する、というふうにドローを行う。

■ドロー表のQやWの意味は?

上のドロー表の図には、シード順の数字のほかに、()に入ったQとWがある。これらは

  • Q:予選通過者
  • W:ワイルドカード

予選通過者は、文字通り予選を勝ち抜いて本戦入りした選手、そしてワイルドカードは主催者推薦枠のことで、世界ランキングでは参加枠に入れないものの、大会主催者がその大会に参加するにふさわしいと考えた選手に与える出場権である。ウィンブルドンのワイルドカードは、過去のウィンブルドンで好成績を残した選手やイギリスの関心が高い選手に与えられる。

ウィンブルドンの男子シングルスのワイルドカード枠は8、予選通過者枠は16。

数字もQもWもないラインに入るのは、欠場の選手を除いた世界ランキングの上位33位から104位までの選手である。

 

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まとめ

ウィンブルドンのドローは、主にコンピュータで決められ、シード選手についてはドロー抽選会で決めていく。シード選手はシード順にドロー表に均等に配置される。

2018年のドロー発表日は6/29(金)。

参考:http://www.itftennis.com/about/organisation/rules.aspx

※6/29 2018年のドロー発表は、有料放送で生中継されたが、ウィンブルドンのFBの生中継などはなく、公式サイトにリンクがあるラジオで生放送した。

 

 

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