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アレクサンダー・ズべレフなぜ強い?強さの秘密4つと弱点を探ってみた【テニス】

アレクサンダー・ズべレフ選手の勢いが止まらない。リアルテニスの王子様な容貌の1997年生まれ。身長198センチで武器はバックハンドとサーブ。若干20歳でこの強さはどこから来るのか。その理由を探ってみた。

 

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A.ズべレフが強い4つの理由

A.ズべレフ選手が、あまりに圧倒的に強いので、A.ズべレフ選手についていろいろ調べてみた。そこで勝手に結論した4つの理由は、

  1. 家族
  2. チーム
  3. けがをしない
  4. 性格

1.家族

"サーシャ・ズべレフがいう。ママが子どものころからこのスポーツのやり方を教えてくれた" ズべレフ選手が幼いころ家族と。

A.ズべレフ選手は、ご存知の通りテニス一家の出身である。家族は両親と兄で、全員テニスをする。

10歳年上の兄、ミーシャ・ズべレフは、世界ランキング自己最高25位の現役テニス選手。
父のアレクサンダー・ズべレフ・シニアは、元ロシア代表のテニス選手で、現在は兄弟のコーチを務めている。
母のイリナ・ズべレフも元ロシアのテニス選手で今はテニスのコーチである。

ところで、A.ズべレフ選手は、家族や親しい人からは、ロシア語でアレクサンダーのニックネームであるサーシャと呼ばれているそうなので、全員ズべレフさんでまぎらわしいので、ここからはサーシャと書くことにする。

というわけで、サーシャは幼いころから一流のテニスに親しんでいた。

サーシャの両親の地元はソチで、子供のころから一緒にテニスをしていたそうである。二人は17歳で結婚、モスクワに移り、そこで兄のミーシャが生まれた。その後家族は、ドイツのハンブルグに移り、サーシャが生まれることになる。

サーシャに幼いころ、テニスを教えたのは、母のイリナであった。

僕はなかなかいいテクニックがあると思うけど、幼いころに母から教わったことなんだ

サーシャはテレグラフ紙のインタビューで、

僕のバックハンドは特に、100パーセント母から受け継いだものだ

と言っている。

サーシャの最強の武器は、切れ味鋭いバックハンドであるが、それは幼いころから体が覚えた母のテニステクニックから生まれたものだった。

そして兄のミーシャが、10歳年上ということもサーシャのテニス人生を左右するものとなる。

ミーシャが出場している大会にサーシャも家族とともに同行していた。そこでサーシャは年上の選手に相手をしてもらうことがたびたびあった。それは兄がプロになってからも同じで、一流プロの選手たちの待ち時間などちょっとしたタイミングにテニスの相手をしてもらうことができた。

一流選手を相手にサーシャはものおじすることはなかったという。しいて言えば、ただ一人フェデラー選手だけは、スーパースターだな、と感じていたそうである。子どものころのアイドルとしてフェデラー選手の名を挙げている。

プロテニスの世界は、サーシャにとってとても身近で、選手となった今でも緊張を強いるようなものではなくずっと前からそばにある親しいものであった。

父のアレクサンダーは、サーシャの尊敬の対象である。

父は世界で一番すごいコーチの一人だ
父は全く違うスタイルでプレーする二人の息子を世界トップ選手に育てた。そんなすごい人ほかにいない。

今年は新しくフェレーロ氏をコーチに迎えたことで大きな飛躍を得られたが、長年のコーチである父のコーチとしてのポジションは誰にも取って代われるものではないそうである。

サーシャはまた、

両親は、いつも自分をよく理解し、適切な対応をしてくれる

と言っていて、両親を尊敬し安心していることがわかる。

ミーシャは、家族とともに、生まれながらにしてテニスと生きてきた。そしてそのことを絶対的に肯定的に感じている。それがサーシャにゆるがない精神的安定をもたらしているのではないだろうか。

2.チーム

サーシャは言っている。

僕はトップにたどり着くまで、可能な限り速く、たくさんの改善に取り組んでいきたいのは、はっきりとしている。トライはしているが、それは自分だけで成し遂げられることではない

自分だけではプロテニスのトップは成し遂げられない、ということを20歳のサーシャははっきり自覚している。

また、

今年はmovement(動き)が大きく進歩した
サーブも自分の強力な武器となった

など、分析的に自分のテニスの変化を感じている。

サーシャのチームは現在、

  • コーチ:J.C.フェレーロ、アレクサンダー・ツベレフ・シニア
  • エージェント:P.Apey
  • フィットネストレーナー:J.グリーン
  • フィジオ:H.Gravil

フィットネストレーナーのJ.グリーン氏は、元アンディ・マレー氏のフィットネストレーナーを務めていた業界の有名人である。グリーン氏が初めて、サーシャのチームに加わったのは、2013年で、当時はまだマレー選手のチームにいたので8週間のサポートだったそうである。
サーシャはスポーツが大好きで、テニス以外にゴルフもトランポリンもスキーもしたかったので、グリーン氏に休めと言われることがなにより苦痛だったという。以後、スポーツパフォーマンスを最大限にするためのストレングス&コンディショニングコーチとして、サーシャを育ててきた。

Gtavil氏が加わったのは2016年のこと。

そして今年7月、元世界ランキング1位の選手であったスペイン人のホアン・カルロス・フェレーロ氏がコーチで加わった。サーシャは父と話し合い、今年のマドリードオープンの時に自らフェレーロ氏にアプローチした。フェレーロ氏はテニスアカデミーを主宰していて、選手のコーチをするなんて思ってもいなかったのだそう。フェレーロ氏とグリーン氏やGravil氏は昔からの知り合いだったそうである。

チームはお互いに尊重し、意見に耳を傾け、信頼しあっているという。Apey氏によるとチームは若いサーシャを育てるのに長期目標を立てていて、誰一人急いで結果を出そうと思っているメンバーはいないそうである。
ところがサーシャは、チームの目標とする時期よりも何でも早く達成してしまうという。サーシャが16歳のころには、秘めた才能を開花させるまで5年とした計画も、今年達成されてしまった。サーシャもすごいが、チームがうまく機能しているといえるだろう。

3.けがをしない

サーシャは、プロ5年目であるが、大きな故障をしていない。故障はプロのスポーツ選手にとってとても深刻な問題である。故障がないのはとても大きなアドバンテージである。

一つには、グリーン氏の指導があるだろう。日々、最先端で最高の指導者の下で素直に耳を傾け、実行している。
一つには、両親からもらった体があるだろう。サーシャはスポーツが大好きで、テニス以外にも、ゴルフやバスケットボールやスキーやウォータースキーなど何でも楽しむ。

そしてもう一つには、サーシャの性格があるのではないだろうか。

4.性格

サーシャは、20歳の青年らしく、元気があって、野心や向上心がある。
そして、サーシャには、20歳の青年とは思えない粘り強さと精神的強さがある。
この方面は、コーチが教えられないのだという。
ちなみにサーシャの仲良しの選手仲間の一人が、オーストラリアのキリオス選手であるが、キリオス選手は素晴らしいプレーが認められているのに、サーシャとは対照的な精神的弱さを露わにすることもあり、日常感覚ではそのほうが年齢相応に思えるかもしれない。

両親が語るサーシャの子どものころのエピソードは、

  • いつも「もう一球」といって、それが1時間以上も続いた
  • 負けず嫌いで、テニスでも角でもバックギャモンでも何でも、両親に勝つまで続ける
  • 背は高くが痩せていて筋肉が足りず、テニスを何時間もすると親が心配するくらいへたってしまうのに、「まだ続ける」といつも言うファイター精神であった。

 

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おまけ

サーシャはラケットを右で持つが、左手でギターを弾くそうだ。サーシャのバックハンドは両手打ちである。
ジョコビッチの正確さをもって、速度はもっと速いといわれるサーシャのマジックバックハンドの秘密はここにあるのかもしれない。

弱点

サーシャは、とても強いが、弱点もある。それは、ボレーだといわれている。父の言うところでは、ひょろりと背の高いサーシャは、筋肉が足りないからか子どものころからボレーがのろのろでダメなのだという。