平昌五輪エクアドル代表選手は誰で出場競技種目は？

2018年の平昌五輪では、赤道の国エクアドルが冬季オリンピックに初出場する。エクアドル代表選手はただ一人。どんな選手で何の競技に出場するの？

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平昌五輪エクアドル代表選手

エクアドルの代表選手は、

クラウス・ユンブルス・ロドリゲス(Klaus Jungbluth Rodriguez)

こちらの男性。

El esquiador Klaus Jungbluth será el primer ecuatoriano en competir en unos Juegos Olímpicos de Invierno » https://t.co/oMPTFfwFXf pic.twitter.com/2r6pqivQ9u
— El Comercio Ecuador (@elcomerciocom) 2018年1月25日

"クラウス・ユンブルスは冬季オリンピックに出場する初めてのエクアドル人"

平昌五輪エクアドル代表選手の出場競技種目は

ユンブルス選手が出場する競技は、

クロスカントリー(距離スキー)

種目は、

男子フリースタイル15㎞

競技日程は、

2/16(金)15:00

クロスカントリーの日本男子代表は吉田圭伸選手であるが、15㎞に出場するのか確かではない。

クラウス・ユンブルス・ロドリゲス選手とは

Klaus Jungbluth, abanderado nacional para Juegos de Invierno. https://t.co/diQfWMIO2d pic.twitter.com/BFIGlZhaMJ
— Estadio (@estadioec) 2018年1月26日

"クラウス・ユンブルス、冬季五輪の騎手"

ユンブルス選手は、1979年7月10日エクアドル・グアヤキル生まれの38歳。身長170センチ、体重66キロ。

スキーには6年前、フィジオセラピーとフィジオロジーを学ぶために留学したノルウェーで出会った。エクアドルに帰国後はフィジオのクリニックを開業していたが、スキーを忘れられず、ローラースキーやインドアのスキーマシンを取り寄せ、冬には、ヨーロッパへ出向き、長距離のクロスカントリーのイベントに参加した。

こうして自信がついてきたころ、ユンブルス選手は、スキー選手になることを決意する。そしてオリンピックに出場するということを。

ところがスキーを始めようとしたとき、エクアドルにはスキー連盟がなかった。だからエクアドル代表として国際大会にでる手段がなかった。ユンブルス選手は、自身で国際スキー連盟に掛け合い、努力を重ね、ついにはエクアドルにスキー連盟を設立することに成功する。

オリンピック出場をかけてスキーのレースに出始めたのは2016年のことだという。2016-17シーズンにはイタリアへ渡りヨーロッパの大会にいくつも出場した。しかしながら、基準をクリアできなかった。のでそのあと、南半球のオーストラリア、アルゼンチン、チリ、ブラジルの大会に出場し続けた。そして2017年10月14日、ついに、オリンピック出場の切符を手にしたのであった。

エクアドルでは、ローラースキーという両端にタイヤが付いた板を履いてタイヤを転がして道路を滑るトレーニングを主にしてきたそうである。そこでユンブルス選手は「アスファルトのスキー選手」とも呼ばれている。ローラースキーはクロスカントリースキーに一番近い夏場のトレーニング方法。エクアドルの普通の道は、でこぼこが多すぎるので、車の少ない早朝に、高速道路で練習を積んだと語っている。

それから、自身のクリニックに4台ものスキートレーニングマシンを置いているそうで、自身のトレーニングのみならず、患者や仲間に提供しているという。

現在は、オーストラリア・クイーンズランド州に妻と年少の娘2人とともに居住し、サンシャインコースト大学で、スポーツサイエンスの博士課程に在籍している。こちらも雪はない。トレーニングはもっぱらローラースキー。それから、年長の娘2人がエクアドルに暮らしているそうだ。

エクアドルは南米のここ。赤道直下の熱帯の国。

ウィキペディアより

ユンブルス選手の故郷グアヤキルは、エクアドル最大の港湾都市。平均気温が25～28度の熱帯。一方首都のキトは山岳地帯にあり平均気温が14度と涼しい。エクアドルのヤマは6000m級で、ほとんどが火山である。高いところには美しい万年雪がある。が、雪があるのはホントにそのあたりだけだそうで、自然のままの雪でスキー場にはなっていない。よってスキーはできたとしても超上級者だけということになるだろう。