サッカーのピッチとフィールドとグラウンドの違いは?
サッカーを見ていると、サッカーの試合をしている場所を、ピッチと言ったりフィールドと言ったりグラウンドと言ったりしている。これらは違うものを指しているのか同じ意味なのか気になったので調べてみた。
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サッカーのピッチとフィールドとグラウンドの違い
■日本サッカー協会によると
- ピッチとフィールドは同義語
ピッチとフィールドは同義語で、競技規則では、タッチラインとゴールラインで囲まれた部分を「フィールド」あるいは「ピッチ」と言っています。
jfa.or.jp
と書いてある。
グラウンドは出てこない。
■サッカー競技規則の英語版によると
国際サッカー評議会(IFAB)のサッカー競技規則、Law of the games 2018/19の英語版にでは、次のように書いてある。
- フィールド・オブ・プレイ(ピッチ)
Field of play (Pitch)
The playing area confined by the touchlines and goal lines and goal nets where used
よって
- ピッチとフィールド・オフ・プレイが同義語
である。
一方、この規則の中でグラウンドは、「地面」という意味で出てくる。たとえば、
- ボールがグラウンドについたときにインプレーとなる
the ball is in play when it touches the ground
また、ロシアワールドカップの規則では、トレーニング・グラウンドという言葉が出てきて、この場合のグラウンドは競技場の意味で使われている。
■話し言葉としては
- ピッチとフィールドは同義語
そして次のような傾向で使われるという。
ピッチは、主にイギリス英語で使われ、屋外の競技場を全般を意味する。
フィールドは、アメリカやカナダ英語で使われ、プレイング・フィールドやスポーツフィールドという言い方をする。
イギリスでは、一般的なサッカー場のことをフットボール・グラウンドという。客席がそびえたった壁に囲まれてあるものはスタジアムである。
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まとめ
サッカーのピッチとフィールドは、同じ意味で、ゴールと、サッカーが行われる線で囲まれたエリアのこと。対してグラウンドは、線の外側の部分も含めた競技場のことを意味する場合と、競技場の地面を意味する場合がある。