ヘルパンギーナはどこでうつるの?名前の由来は?
一般に夏かぜといわれるヘルパンギーナが今日本で大流行しているそうである。幼い子どもがかかりやすく、発熱し、のどが痛み、口の中に水疱ができる病気である。ヘルパンギーナはどこから感染するのか、そしてこのヘルパンギーナという変わった名前の由来は?
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ヘルパンギーナとは?
国立感染症研究所から引用する。
ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎であり、乳幼児を中心に夏季に流行する。いわゆる夏かぜの代表的疾患である。
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というわけで、ウイルス性の夏かぜ。
ヘルパンギーナのウイルスは?
エンテロウイルス属に属するウイルス
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エンテロウイルスというのもその種類の総称で、何種類もいるそうである。
ふうん、ヘルパンギーナウィルスじゃないんだ。じゃあなんでヘルパンギーナっていうのか。
ヘルパンギーナの名前の由来は?
ヘルパンギーナは「ヘルペス」と「アンギーナ」という2語の造語で、ヘルペスとは水疱のこと、アンギーナはのどの痛みという意味だそうである。
Herpangina The word herpangina derives from herpes, meaning “vesicular eruption,” and angina, meaning “inflammation of the throat.”
Burket's Oral Medicine
ヘルパンギーナの症状からきている名前である。
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ヘルパンギーナはどこでうつるの?
ヘルパンギーナのウイルスに感染するのは、人間だけ。人から人。感染者がいるところでうつる。
ヘルパンギーナの感染経路は?
感染経路は接触感染を含む糞口感染と飛沫感染
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具体的には、くしゃみや咳で飛び出したウイルスを吸い込むこと、トイレやおむつ替え語の手洗いが不十分でその手が触った場所に触って粘膜に触ること、 唾液や鼻水を触った手で粘膜に触ること、それらが付着した食べ物や飲み物を口にすることなどなど。
くしゃみや咳で、ウイルスは半径2m以内に飛び散る。
ヘルパンギーナにかかりやすい年齢は?
患者の年齢は5歳以下 が全体の90%以上を占め、1歳代がもっとも多く、ついで2、3、4歳代の順で、0歳と5歳はほぼ同程度の症例が報告されている。
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赤ちゃんや5歳以下の乳幼児がかかりやすい。
ヘルパンギーナに大人はかからない?
大人もかかる。
免疫力が落ちている大人がかかりやすく、重症化する傾向にある。
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ヘルパンギーナにかかったら
特異的な治療法はなく通常は対症療法のみ
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基本的に自力での回復を待つしかないそうである。脱水には要注意。
ヘルパンギーナの予防法は
特異的な予防法はないが、感染者との密接な接触を避けること、流行時にうがいや手指の消毒を励行することなどである。
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なんとも予防法はないらしい。
手洗いやうがいをしっかりすることが功を奏す場合もあるかもしれないといった程度である。
ヘルパンギーナが日本で流行する時期は?
初夏から秋にかけて
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国立感染症研究所のヘルパンギーナのページはこちら。