ラグビーのニュージーランド代表のオールブラックスという名の由来
ラグビーのニュージーランド代表は、世界屈指の強豪チーム。「オールブラックス」という愛称で親しまれていて、そのロゴも、ニュージーランドのお土産品になるほど有名である。ニュージーランド代表チームは、なぜオールブラックスという愛称なのか、黒に特別な意味があるのか、その由来を調べてみた。
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ラグビーニュージーランド代表オールブラックスの由来
オールブラックス、日本語にすれば、全部黒、といった意味の愛称の由来は、
- ユニフォームの色
である。
ニュージーランド代表チームは1905年までには、シルバーファーン(シダ)以外すべて黒、というユニフォームを着るようになっていた。だからオールブラックス。
もともとは、ニュージーランド国内のラグビーチームのひとつであるニュージーランド・ネイティブスが黒のシャツにシルバーファーンというユニフォームを着ていて、1889年のオーストラリアの新聞でオールブラックスと呼ばれている記録がある。
また、ウェリントンというチームも、黒の上下というユニフォームを着ていて、同じ1889年のニュージーランドの新聞にオールブラックスと呼ばれている記録がある。
当時の新聞は、ラグビーチームをそのユニフォームの色で呼ぶのが習慣であったのだという。
代表チームが黒シャツにシダというネイティブスと同じユニフォームを採用したのは1893年。ネイティブスゆかりのトム・エリソンという人物の影響で採用された。最初は下は白のニッカボッカであったが、1905年までには黒を着るようになっていた。
現在では、ラグビーに限らず、多くのスポーツのニュージーランド代表ユニフォームに黒が採用されていて、黒を見るとニュージーランド代表だ、と世界中の人が認識するほどになっている。
ところで、ネイティブスが黒を選んだのはなぜかについては、分かっていない。黒に特別な意味があったという記述はみつからなかった。
参考サイト:allblacks.com
現在オールブラックスのユニフォームを制作しているのは、アディダス。日本でもレプリカが購入できる。
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おまけ
ところで、シルバーファーンというシダは、ニュージーランドの雨林で木のように大きく育つ種類のシダのこと。ニュージーランドの固有種で、ニュージーランドの象徴でもある。
ニュージーランド航空のロゴにも使われている。
キーチェーン ニュージーランド航空/CREW BAGGAGE サイズ:約30X135mm/株式会社 国際貿易/KCNZ01/4907981647544
シルバーファーンは、裏側が白くて、月光にさらすと暗い中でもよく目立つため、こんにちの夜行テープのように利用されていたのだという。
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