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大坂なおみvsセリーナの決勝で何があった?【全米オープンテニス2018】観客がブーイングした理由

テニスの大坂なおみ選手は、全米オープン2018で、見事優勝を成し遂げた。日本人男女通じて初の快挙。華やかなテニス最高峰の決勝で新星が誕生し、いつもの大坂選手の和キャラで祝福ムードいっぱい、と思いきや、世界では試合中に見せたセリーナ・ウィリアムズ選手の行動で話題はもちきり。観客は表彰式でもブーイングし、大坂選手は涙を見せた。いったい何があった?

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independent.co.uk

 

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大坂vsセリーナ全米2018決勝で何があった?

■主審による疑問の警告

セリーナ・ウィリアムズ選手は、大坂選手との決勝の試合中、3回の規則違反を受けた。

■1回目 警告(Warning):前列からのコーチング

 セリーナ選手のコーチのでフランス人のパトリック・ムラトグロー氏が、セリーナ選手が第2セットの第1ゲームを取った時、セリーナ選手にジェスチャーしたことが原因だった。
セリーナ選手は猛抗議。「ぜったいにズルはしてません」。コーチングではないと主張。

※追記 コーチのムラトグロー氏は、「席からコーチングした」と認めた。「だけどセリーナは見てないよ」、それに「大坂のコーチだってやってる、というか、どもコーチでもみんなやってるよ」と言っている。

■2回目 ペナルティ:第2セットの第5ゲームでは、いらだってラケットを地面にたたきつけ破壊。

 第6ゲームで大坂選手に1ポイントが与えられた。

■3回目 ペナルティ:審判への暴言

 第2セット第7ゲームの後のコートチェンジの時、セリーナ選手は審判にさらに抗議。1回目の警告に関して「あやまるべき」「わたしの試合の審判は2度とない」、さらに「わたしから1ポイント奪った、あなたは泥棒」などと怒りをエスカレートさせ大声で続けたため、審判への暴言としてペナルティとなり、大坂選手に1ゲーム与えられた。

この時、セリーナ選手は、トーナメントレフェリーとスーパーバイザーを呼び、フェアじゃないと涙ながらに猛抗議。

「男子はもっとひどいのに、わたしが女子だからこんな扱いをしたんでしょう?そんなのおかしい、フェアじゃない、男子はなんのお咎めもないじゃない。ぜんぜんフェアじゃない、まちがってる」

よって決勝だというのに、セリーナ選手は自滅、大坂選手は、第2セットで第6ゲームの1ポイントと第8ゲームをまるごともらってしまった。大坂選手のせいじゃないのに、観客は、納得いかない。こんな試合にしてしまった審判にもセリーナ選手にも納得いかない。

よってブーイングで応じたわけである。

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nytimes.com

 

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警告で問題になっている点

物議をかもしているのは、主に次の2点。

  • 性差別
  • セリーナの言動

セリーナ選手は、

  • 同じことをしても男子選手にはこんな扱いをしない

といって性差別だと訴えている。

試合が終わって大坂選手と抱擁した後も、審判に詰め寄った。

「あやまってください」

観客は、ブーイング。表彰式でもブーイング。

表彰式でセリーナ選手は、観客に感謝し、ブーイングをやめるよう頼んだ。

「失礼なことはしたくない。疑問を呈したいわけでもない。大坂選手をねぎらいたい。初めての優勝なんだから。おめでとう、なおみ」

大坂選手は、涙を見せ、

「みんながセリーナ選手を応援してるのは知ってる。こんな終わり方で申し訳ない。試合を見てくれてありがとう」

大坂選手は、現実は夢とは違ってた?という質問には答えずにそう答えた。

問題となった主審は、表彰式を欠席した。

というわけで、世界では、初優勝の大坂選手よりも、セリーナ選手の方に注目が集まっているのだった。

世間の反応

”セリーナのような素晴らしい選手がこんなふうに取り扱われるほかのプロスポーツはみたことないよ

”わたしはセリーナ派だね、”You owe me an apology(あなたはわたしにあやまるべき)”は次のナイキのコピーにするといいんじゃない

”セリーナはペナルティで1ポイント奪われて、ゲームまで奪われて、負けちゃった

”セリーナはちゃんんと意見を言ってえらいぞ

”セリーナ大好きだけど、今日はあまりにも子供っぽい

”セリーナ、やりすぎだみたくない

”セリーナは女子選手のために戦っている

“セリーナはコーチングされてた

”今日のセリーナは最悪だ

”大坂のせいじゃないんだからね

”セリーナがエゴイストだって?審判だろ

”サイコセリーナ

”スポーツマンシップに反している

”セリーナ、抗議してもいけどやり方が間違ってる

”セリーナ、泥棒はまずい

”セリーナ、大好きだけど、どうしちゃったの。こんなことしたこと今までないでしょう

”大坂がかわいそうだろう。大会を通して素晴らしいテニスをしてきたっていうのに。コーチングの警告だって?あほらしい

”ペナルティだからって何なの?主審だからではなく誰に対してもあんな話し方をしてはいけない

”まったくもってがっかりな決勝となったもんだ

”すべては主審だ。こんなことで勝敗に影響していいのか

”大坂はなんてすばらしいんだ、それに比べてセリーナときたら。

”最悪の判断だった。今までで一番最低だ

”セリーナは2009年の全米でも175000ドルの罰金だったよね。

”感情的になった女性がヒステリックになった、だからペナルティをうけた。男子が同じことをしても率直だと言われるだけだ。ありがとうねセリーナ。ダブルスタンダードに声を上げてくれて。

”男子の試合だったらぜったいこんな判断されなかっただろう

 

 

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まとめ

大坂vsセリーナの全米2018決勝で、セリーナ選手は、主審の判断に納得できず怒りが爆発、セリーナ選手は、警告だけではなく2度のペナルティを受け、結果、大坂選手には1ポイントと1ゲームが与えられ、最終的に大坂選手が勝利を決めたものの、すっきりしない形で、試合は決着することとなった。

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