テニス男子ダブルスのルール!マッチタイブレークとは?錦織・ティエム組12-10で勝利【ATP】
オーストラリアで開かれているテニス大会、ブリスベン国際2017の男子ダブルスで、錦織・ティエム組が1回戦に勝利した。
スコアは、1-6、6-3、12-10。
12-10?
これは、マッチタイブレークの結果であるという。マッチタイブレークはタイブレークセットとはどう違う?
テニス男子ダブルスのルールについて調べた。
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ATPツアー男子ダブルスのルール
ブリスベン国際2017は、男子プロテニス協会のATPが管理するテニス大会のひとつであり、ATPが決めたルールが適用されている。
中に、ダブルスの試合方式について以下のような決まりがある。
2)ダブルス。すべての試合は、決勝も含め、2つのタイブレークセットで行い、勝敗が決まらない場合はマッチタイブレークを1セットだけ行う。ゲームはノーアドバンテージ方式で行う。
2) Doubles. All matches, including finals, shall be two (2) tie-break sets with a deciding
Match Tie-break (10 point) at one (1) set all. Games shall be decided using the
No-Ad scoring method.atp-rulebookより
錦織・ティエム組の1回戦第3セットの12-10は、この「マッチタイブレーク」というものである。
マッチタイブレークとは
「タイブレーク」とはいわば同点決勝である。
試合の勝敗をスムーズに決着するようにする仕組みである。
「マッチタイブレーク」とは、試合の勝敗を決めるために行うタイブレークでそれが最終セットの代わりとなるもの。
ATPツアーの男子ダブルスでは、セットカウントが1-1となった時の第3セットがマッチタイブレークとなる。
テニスのマッチタイブレークには、7ポイント制と10ポイント制が主に行われていて、どちらも2ポイント以上の差をつけて、先に7ポイントや10ポイントを取ったほうが勝者となる。
男子ダブルスのマッチタイブレーク
錦織選手が出場しているブリスベン国際男子ダブルスのマッチタイブレークは、10ポイント先取制。
「2ポイント以上の差をつけて先に10ポイント取ったほうが勝ち」、というルールである。
錦織・ティエム組は、マッチタイブレークで、6-6、7-7、8-8、とシーソーゲームを続けて、10ポイントの時点では2ポイント以上の差がつかず、12ポイントを取ったところで2ポイントの差がついたため、12-10というスコアとなった。
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タイブレークセットとはどう違う?
上記のATPのルールにも「タイブレークセット」と「マッチタイブレーク」が出てくる。正直まぎらわしい(笑
「タイブレークセット」は、ゲームカウントが6-6になった時に始まるタイブレークのこと。
この場合は、2ポイント以上差をつけて7ポイント取ったほうがそのセットを取ることになる。
「マッチタイブレーク」は、セットカウントが1-1(ブリスベン国際のダブルスの場合)になったときに始まる。
タイブレークセットとマッチタイブレークは、どちらも勝敗決定をスムーズにする「タイブレーク」という役割は同じであるが、いつ用いられるものか、という点が違い呼び方も違っている。
何ポイント先取制かという点も違う場合が多い。
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