フィギュアスケートのアイスダンスとペアの違いと見分け方
フィギュアスケートの種目には、男子シングル、女子シングル、ペア、そしてアイスダンスがある。ペアもアイスダンスも男女一組で行うスケートであるが、何が違うのかについて調べてみた。
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アイスダンスとペアの違い
フィギュアスケートのアイスダンスとペアの違いはだいたい次のようなところである。
- ペアは男女二人でしか表現できない技に重点が置かれ、高く掲げるリフトや投げ上げるリフト、男性の補助で遠くに飛ぶスロージャンプなどアクロバティックな技が見どころの競技
- アイスダンスはステップの技術が中心で、スケーティングの中で踊りを表現する競技。ジャンプはない。
どうだろう。しっくりきただろうか。こういう言い方はどうだろう。
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アイスダンスとペアの見分け方
一番わかりやすかった見分け方は、
- ジャンプがあるかないか
ペアにはジャンプがあるが、アイスダンスにはない。
次にわかりやすかったのが、
- 女性が高くリフトされたり遠くに投げられるかどうか
それが許されているのはペアのみで、アイスダンスでは禁止されている。
それから、
- 男女が離れて演技するかどうか
ペアでは、男女が別々にスピンをしたり、離れて同時にジャンプしたりする。アイスダンスでは、5秒以上離れて演技することは禁止。
全体として、アイスダンスでは男女がずっとぴったりくっついて踊っているという印象である。それからくねくねしている。
盛り込まれる内容が違うから、衣装の傾向も違っている。
見た目にはよくわからないけれど、靴のブレードも違っているそうで、アイスダンスのほうが1インチほど短いものを使うケースが多いそうである。
分かりにくい違いだが、
- 演技時間
も少し違う。平昌五輪ではどちらもショートとフリーの演技があるが呼び方も少し違っていて、まとめると
- アイスダンス
ショートダンス:2分50秒、フリーダンス:4分 - ペア
ショートプログラム:2分40秒、フリースケーティング:4分30秒
このような点に注目するとちゃんとアイスダンスとペアがぜんぜん違う種目に見える。
もちろん、細かい決まりや難しい専門的な違いがたくさんあるのであるが、それを知らなくても、違うものが求められているんだ、と実感できると思う。
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まとめ
フィギュアスケートのアイスダンスとペアはどちらも男女一組で演技するが、アイスダンスは、ステップの技術を中心としたリズムに合わせた踊りが求められ、ペアでは二人でしか表現できないフィギュアスケートの技が期待されている。
アイスダンスはもともとボールルームのダンスから生まれたダンスと言われているが、時を経て、リフトなどアクロバティックな技が盛り込まれるようになり、よりスポーツ競技らしいものに変わってきているそうである。
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