大坂なおみの父の出身地と職業とハイチ
テニスの大坂なおみ選手のお父さんは、ハイチ出身のアメリカ人。大坂選手は、お父さんの故郷であるハイチを2017年10月に生まれて初めて訪れた。
大坂なおみ選手の父について調べてみた。
sponsored link
大坂なおみの父の名前
大坂選手のお父さんの名前は、
- レオナルド・マキシム・フランソワ(Leonard Maxime Francois)
報道などではレオナルドさんとして知られている。
大坂なおみの父の出身地
レオナルドさんの出身地は、
- ハイチ・ジャクメル
ハイチはカリブ海に浮かぶ国。地図で見るとここ。
グーグルマップより
大坂選手が現在本拠地としているフロリダ州の南で、エスパニョーラ島をドミニカ共和国と分け合っている国。人口約1000万人、公用語はハイチ語とフランス語。ハイチ語での国名はレピブリク・ダイチ、フランス語ではレピュブリク・ダイティ。ハイチは現地語でアイティで「山ばかりの土地」の意。1804年に世界初の黒人による共和制国家としてフランスから独立した。
ジャクメルは首都のポルトープランスから南に約170㎞の港町で人気の観光地。
グーグルマップより
大坂なおみの父の職業
belfim.fouye.com
日本にいたころのレオナルドさんの職業は英会話の講師という報道があるが、近年のアメリカの報道によると、映画を作る仕事をしているとある。
調べてみると、2006年から2012年にかけてレオナルドさんが監督やプロデューサーの映画がいくつかあり、なんと大坂なおみ選手と姉のまり選手が出場している映画もあった。
belfim.fouye.com
sponsored link
大坂なおみとハイチ
大坂選手は、2017年10月に人生で初めてハイチを訪れた。レオナルドさんの故郷のジャクメルを訪ねたことがインスタグラムにも投稿されている。
”今日は両親が20年くらい前に作ったハイチの学校に行きました。子どもたちの仲間になろうとしてるところ”
インタビューでは、「ずっとハイチに行ってみたかった。ハイチは小さくて美しい国。現実はよく言われているようなネガティブな様子ではなかった」と語っている。
大坂選手はこの時、ハイチテニス連盟とのコラボイベントにも参加したという。
大坂選手の国籍が、日本とアメリカということもあって、ハイチのことは置き去りにされがちであるが、2018年の全豪でのインタビューでも、大坂選手は、「父方はハイチだからハイチ代表でもある」とおちゃめにハイチに触れてファンを魅了している。
WTAのプロフィールにも、父はハイチ出身で母は日本出身、と書いていて、ハイチも忘れないでねアピールをしているとも思える。
アメリカでのインタビューでは、日本籍になっていることから、あまり熱心ではないインタビュアーは日本人として単純に扱い、こんなすごい選手は日本人にいるわけがないと思う人は、でもアメリカ育ちなんだし、日本語あんまり話せないし、アメリカ人だよね、のように言ってハイチは抜けることも多いらしい。
大坂選手も、なぜ日本籍なのか、とたくさん聞かれて戸惑っただろう。日本籍にすることを選んだのは、ずっとコーチをしてきた父のレオナルドさんだと報道されている。
そしてだからこそ、ハイチの血をひいていることも意識するようになったのかもしれないと想像する。
大坂選手ファンの日本人としては、日本人だと言ってほしいけれどそれは身勝手というものなのだろう。大坂選手は、ハイチ人で日本人でアメリカ人ですごいテニス選手というユニークな存在なのだ。そこがまた他にはない大坂選手の魅力なのだと思う。
ところで大坂選手、ハイチ語はわかるのかな。
sponsored link
おまけ 大坂なおみと日本
大坂選手は、日本語について、次のように言ったことがある。
日本語は話せる量よりもずっとわかってる。
I can understand way more Japanese than I can speak
そうだろうそうだろう。聞く能力と話す能力は違う。だけど、
日本に行くと日本の人たちが混乱するんです。わたしの名前をみてまさか黒人の女の子だなんて思わないから
“,and when I go to Japan people are confused. From my name, they don’t expect to see a black girl.”
なるほど。大坂選手はときにそのことで傷ついたこともあるのだろうか。
すると、日本について知っているらしいアメリカの人がすかさず言う。日本は見かけが日本っぽくない人や日本語を話せない人はいじめられる。いろんな人種がいるアメリカこそが大坂選手にとって最適な居住地なのであり、アメリカでテニスをしたからあなたはテニス界の逸材になれたのではないか、と。なのになんで日本籍取るかなー、と。
大坂選手はここでも混乱しただろう。
確かにアメリカは先駆者かもしれない。もし、日本がそういう人を受け入れないんだと思われているのであれば、大坂選手はそのイメージを払しょくするすばらしいモデルケースになるともいえる。
レオナルドパパ、日本を選んでくれてわたしはうれしいです。
関連記事:
uwanosorajikenbo.hatenablog.com
uwanosorajikenbo.hatenablog.com
uwanosorajikenbo.hatenablog.com
uwanosorajikenbo.hatenablog.com