サッカーロシアワールドカップ2018の賞金一覧！4位や分配金なども詳しく整理

2018年、ロシアで行われるサッカーのロシアワールドカップ、賞金は前回のブラジル大会より12%アップしているという。優勝賞金は、実に3800万ドル(約42億円)ということだが、優勝以外の賞金っていったいいくらなのか、選手一人あたりはどれくらいの収入になるのかなどを調べてみた。
また、賞金額は毎回増え続けてニュースになるが、日本で開催された2002年と比べるとどのくらい増えているのか、賞金額の推移についても調べてみた。

fifa.com

サッカーロシアワールドカップ2018賞金一覧

FIFA(国際サッカー連盟)が発表した、ロシアワールドカップの成績に応じて支払われる「賞金」の一覧は次の通り。単位は米ドルである。

優勝	3800万ドル	約42億円
準優勝	2800万ドル	約31億円
3位	2400万ドル	約26億円
4位	2200万ドル	約24億円
5~8位	1600万ドル	約18億円
9~16位	1200万ドル	約13億円
17~32位	800万ドル	約9億円

引用元：fifa.com
レートは6/2グーグル調べ

今大会の賞金総額は、

4億ドル(約438億円)

前回のブラジル大会は3億5800万ドルで、4200万ドルの増額、率にして約12%の上昇となった。

優勝賞金は、

3800万ドル(約42億円)

この額は、2015年の女子ワールドカップ優勝額200万ドルの実に19倍。この格差は何から来るのだろう。

出場国は32か国は決勝トーナメントに進出できなくても、800万ドル(約9億円)が支払われる。

決勝トーナメントに進出すれば、1200万ドル(約13億円)。

各賞金額を前回のブラジル大会と比較すると、

	ロシア2018年	ブラジル2014	差額
優勝	3800万ドル	3500万ドル	+300万ドル
準優勝	2800万ドル	2500万ドル	+300万ドル
3位	2400万ドル	2200万ドル	+200万ドル
4位	2200万ドル	2000万ドル	+200万ドル
5~8位	1600万ドル	1400万ドル	+200万ドル
9~16位	1200万ドル	900万ドル	+300万ドル
17~32位	800万ドル	800万ドル	据え置き

軒並み200万～300万ドル上昇しているが、決勝トーナメントに出場できない場合の額は据え置きとなっている。

サッカーロシアワールドカップ2018の分配金総額

FIFAの発表によると、勝敗に応じた賞金のほかにも支払われるお金がある。それをすべて合わせたものが「分配金」である。その総額は、

7億9100万ドル(約867億円)

前回のブラジル大会では、5億7600万ドルであったから、1億7500万ドルアップ、約37%の上昇である。

日本と韓国での開催だった2002年には、1億5660万ドルで、今大会ではその5倍以上。前回から上昇した金額分だけですでに日本開催時の総額を上回っている。

総額の推移をグラフにしたものがあった。

statista.com

右肩上がりというかむしろ放物線上に上昇している。サッカー人気はすごい。いや好景気というべきか。

サッカーロシアワールドカップ2018分配金の内訳

ではその「分配金」には何があるのだろう。それは次の4つ。

賞金
大会準備費
クラブ・ベネフィット・プログラム
クラブ・プロテクション・プログラム

賞金は、上記の通り、成績に応じて支払われるもの、大会準備費は参加32か国すべてに150万ドル(約1億6000万円)ずつ支給される。つまり、参加するすべての国に、最低でも「17~32位の賞金+大会準備費」の950万ドル(約10億円)の支払いが約束されている。
クラブ・ベネフィット・プログラムは、選手の国ではなくて所属クラブに支払われるもの、そしてクラブ・プロテクション・プログラムは、大会中に選手が負傷した場合に所属クラブに支払われる損失補填金である。

その内訳は次の通り。

	米ドル	日本円
賞金	4億ドル	約438億円
大会準備費	4800万ドル	約53億円
クラブ・ベネフィット	2億900万ドル	約229億円
クラブ・プロテクション	1億3400万ドル	約147億円
合計	7億9100万ドル	約867億円