スペイン代表の監督が電撃交代の理由はなぜ【サッカーロシアワールドカップ】

サッカーのロシアワールドカップで優勝候補チームのひとつであるスペイン代表監督が、開幕前日の6/13に電撃解任、スペイン代表のスポーツディレクターを務めていたイエロ氏を新監督と発表し、世界に衝撃が走った。
解任されたロペテギ前監督は、ワールドカップ終了後にレアル・マドリードの新監督に就任することが発表されたことで解任されたわけだが、なぜ大切なワールドカップ直前に解任などという事態が決定されたのだろうか。そして新監督とは。

※追記7/10 ロシアW杯でスペインはベスト16に終わり、スペインサッカー連盟は、7/8にイエロ監督の退任を発表。7/9には、新監督としてルイス・エンリケ氏の就任を発表した。

fifa.com

スペイン代表監督解任の理由

Spain 🇪🇸 Drama Summary:

May: Lopetegui signs contract with Spain ‘til 2020

Jun 12 Lopetegui announced as new Real Madrid coach

Jun 13 Lopetegui sacked by Spain for negotiating behind their backs

Jun 13 Hierro (has never coached a 1st div team) announced as new Spain coach pic.twitter.com/3YqCgvZOYD
— Ricky's Online TV (@rickyotv) 2018年6月13日

"スペインのドラマ要約　5月：ロペテギはスペインとの2020年までの契約にサイン　6/12：ロペテギはレアルマドリードの新監督と発表　6/13：裏でこっそり交渉してたとしてスペインがロペテギをクビに　6/13：イエロ(第1部チーム監督歴なし)がスペインの新監督と発表"

解任されたスペイン代表前監督の名前は、

フレン・ロペテギ

上のツイートの写真の真ん中に立つ人物。左はルビアレス会長で右はイエロ新監督。

ロペテギ氏の解雇に至った原因は、

ロペテギ氏のレアル・マドリード監督就任の1報

だった。

なぜ「解任」という厳しい措置が取られたのか。

解任を決めたのは、

スペインサッカー連盟

スペインサッカー連盟の会長は、

ルイス・ルビアレス

ルビアレス氏の怒りが心頭に発したからだ。

なぜ怒り心頭なのか。理由は2つ。

現在の雇用主であるスペインサッカー連盟に事前の相談が全くなかったこと
ロペテギ氏は5月にスペイン代表の監督を2020年まで延長したばかりだったこと

レアル・マドリードに行くことをルビアレス会長たちが知ったのは、発表の5分前だったという。

というわけで、スペインサッカー連盟は、ロペテギ氏を監督を新監督を決定しないまま電撃解任、ロペテギ氏はロシアからスペインへ帰った。そして翌14日、レアル・マドリードと3年契約を結んだ。

ロペテギ氏は解任という処分に全く納得してはおらず悲しんでいる。契約の会見では、涙を見せた。レアルマドリードのペレス会長も、ばかげているとして監督任命の正当性を主張している。

スペイン代表新監督はどんな人

🏆🇪🇸 Former Real Madrid defender Fernando Hierro will take over Spain for the #WorldCup #ESP pic.twitter.com/K5E1vJb9RU
— The Sportsman (@TheSportsman) 2018年6月13日