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ソフトボールの決勝トーナメントのルール!敗者復活するページシステム

世界女子ソフトボール選手権2018では、日本が準決勝でアメリカに負けたにもかかわらず、決勝に進出し、またアメリカと対戦することになった。なぜなんだ。
ソフトボールの決勝トーナメントは、いったいどういうルールになっているのか、調べてみた。

 

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ソフトボール決勝トーナメントのルール

ソフトボールの決勝トーナメントで採用されている方式は、

  • ページ・プレーオフ・システム (Page Playoff System)

という名前である。

日本語では、

  • ページシステム

と呼んでいる。

ページシステムとは

ページシステムとは、

トーナメントの方式の一つ。

敗者復活戦が織り込まれている変則的なシステム。
d.hatena.ne.jp

そう。「敗者復活戦」が織り込まれている。だから、日本は一度負けても、もう1回優勝できるチャンスがあったのだ。

ページシステムの単純な例がこちら↓。

f:id:uwanosorajikenbo:20180812185027p:plain
ウィキペディアより

この例では、Aが1回負けても、もう一度トーナメントに組み込まれている。つまり敗者復活戦がある。

世界女子ソフトボール選手権2018の決勝トーナメントのトーナメント表はこちら↓。

f:id:uwanosorajikenbo:20180810102019p:plain
wswc2018chiba.com

「C〇敗者チーム」というところが3か所ある。

そして、敗者復活に参加できるのは、上側の4チームだけ。この4チームは、予選リーグで、上位1位と2位だったチームである。

ソフトボール決勝トーナメントでは、予選を1位か2位で通過したチームは、1回負けても敗者復活できる、ということである。

換言すれば、予選1位・2位のチームは3位・4位のチームよりも優遇されるような決勝リーグのしくみになっている。

 

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ページシステムを採用する利点は

ページシステムでは、一部のチームだけ優遇されて不公平なようにも感じる。

しかしながら、このルールを採用するには理由がある。

まず、ページシステムを採用する場合、その前に他の方式で順位付けされてなければならない。

世界女子ソフトボール選手権の場合は、「予選リーグ」である。予選リーグで各グループ内に1位から8位までの順位がついている。

予選リーグで1位と2位だったチームは、3位4位のチームよりも好成績だったということ。その好成績の分を決勝リーグに反映したものが、ページシステムである。

もし1位から4位のチームすべてを平等に扱った場合は、予選リーグでの成績の差が無に帰すことになる。または、下位のチームのほうが得をすることになるということもできる。

そして利点はもうひとつ。試合は生き物であるから、時には調子が悪い試合もある。ページシステムを採用することで、ここまで全体的によい試合をしてきたチームが、たった1度の調子の悪さで終わりになってしまうことをよしとしない、と考える場合、これを防ぐことができる。

まとめ

ソフトボールの決勝トーナメントで採用されているルールをページシステムという。予選リーグで1位と2位だったチームは決勝トーナメントでは1度負けても敗者復活できるという方式である。ページ方式を採用することで、大会全体を通してよりよいプレーをしてきたチームが上位となるような方式である。

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