ソフトボールの決勝トーナメントのルール!敗者復活するページシステム
世界女子ソフトボール選手権2018では、日本が準決勝でアメリカに負けたにもかかわらず、決勝に進出し、またアメリカと対戦することになった。なぜなんだ。
ソフトボールの決勝トーナメントは、いったいどういうルールになっているのか、調べてみた。
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ソフトボール決勝トーナメントのルール
ソフトボールの決勝トーナメントで採用されている方式は、
- ページ・プレーオフ・システム (Page Playoff System)
という名前である。
日本語では、
- ページシステム
と呼んでいる。
ページシステムとは
ページシステムとは、
トーナメントの方式の一つ。
敗者復活戦が織り込まれている変則的なシステム。
d.hatena.ne.jp
そう。「敗者復活戦」が織り込まれている。だから、日本は一度負けても、もう1回優勝できるチャンスがあったのだ。
ページシステムの単純な例がこちら↓。
ウィキペディアより
この例では、Aが1回負けても、もう一度トーナメントに組み込まれている。つまり敗者復活戦がある。
世界女子ソフトボール選手権2018の決勝トーナメントのトーナメント表はこちら↓。
wswc2018chiba.com
「C〇敗者チーム」というところが3か所ある。
そして、敗者復活に参加できるのは、上側の4チームだけ。この4チームは、予選リーグで、上位1位と2位だったチームである。
ソフトボール決勝トーナメントでは、予選を1位か2位で通過したチームは、1回負けても敗者復活できる、ということである。
換言すれば、予選1位・2位のチームは3位・4位のチームよりも優遇されるような決勝リーグのしくみになっている。
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ページシステムを採用する利点は
ページシステムでは、一部のチームだけ優遇されて不公平なようにも感じる。
しかしながら、このルールを採用するには理由がある。
まず、ページシステムを採用する場合、その前に他の方式で順位付けされてなければならない。
世界女子ソフトボール選手権の場合は、「予選リーグ」である。予選リーグで各グループ内に1位から8位までの順位がついている。
予選リーグで1位と2位だったチームは、3位4位のチームよりも好成績だったということ。その好成績の分を決勝リーグに反映したものが、ページシステムである。
もし1位から4位のチームすべてを平等に扱った場合は、予選リーグでの成績の差が無に帰すことになる。または、下位のチームのほうが得をすることになるということもできる。
そして利点はもうひとつ。試合は生き物であるから、時には調子が悪い試合もある。ページシステムを採用することで、ここまで全体的によい試合をしてきたチームが、たった1度の調子の悪さで終わりになってしまうことをよしとしない、と考える場合、これを防ぐことができる。
まとめ
ソフトボールの決勝トーナメントで採用されているルールをページシステムという。予選リーグで1位と2位だったチームは決勝トーナメントでは1度負けても敗者復活できるという方式である。ページ方式を採用することで、大会全体を通してよりよいプレーをしてきたチームが上位となるような方式である。
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