台風の回転方向はどっち回り?北半球や南半球、赤道上ではどうなる?
台風が猛威を振るっている。台風の中にいると風がどっちに回転しているのかわからないが、衛星写真ではくっきりと渦を巻いていて、その方向には北半球と南半球で逆向きになっている。じゃあ赤道上ではどっち回りになるの?
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台風の回転方向
北半球
- 反時計回り(左回り)
南半球
- 時計回り(右回り)
赤道上
なんと、
- 赤道上で台風が発生することはない
台風の移動経路を示した地図を見るとよくわかる。
南北緯5度以内の範囲では台風が発生していない。
「台風は赤道付近で発生し、、、」という表現をよく見るから、赤道で発生しているのかと思ったら、赤道「付近」ではあっても、赤道上ではないのである。まったくまぎらわしい表現である。
赤道上では、台風が渦を巻く原因である球形の地球の自転からもたらされる力が弱すぎるからであるそうだ。
それから、地図を見ると南太平洋の東側や、南大西洋でも全然発生していない。だからこのあたりで発生した台風の呼び名が話題にならなかったんだとナットクである。このあたりで発生しないのは、寒流の影響で海面水温が台風発生に必要な温度に達していないためと考えられている。
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まとめ
台風の回転方向は、北半球は反時計回り、南半球は時計回り、そして赤道上には存在しない。
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