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万葉集と百人一首の関係とは?

令和という新元号は、万葉集が出典だという。万葉集は現存する日本最古の歌集であるが、歌集と言えば百人一首。万葉集と百人一首はどんな関係があるの?


よみ人いらず!!小倉百人一首 ひとりでできるよみあげ機付き ([バラエティ]) [ 渡邉智彦 ]

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万葉集とは

万葉集は、7~8世紀にかけて編纂された日本に現存する最古の和歌集。全20巻、約4500首が収録されている。和歌そのものは、西暦300年代後半の仁徳天皇時代から淳仁天皇時代の759年まで約350年にわたって詠まれたものが集められている。

百人一首とは

百人一首とは、もともとは、「百人の歌人の和歌を一首ずつ選んで集めたもの」であるが、カルタにもなっている「小倉百人一首」がもっとも有名で、通常、百人にっ種といった場合、小倉百人一首を指すことが多い。

小倉百人一首の成立年代は、未確定であるが1200年代前半と推定されていて、万葉集よりも数百年あとである。小倉百人一首の和歌は、西暦905年奏上の古今和歌集から1200年代初め頃の新古今和歌集までの天皇や上皇の命令で編纂された和歌集のなかから選ばれた。

というわけで、ここでは、万葉集と小倉百人一首の関係について調べてみた。

 

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万葉集と百人一首の関係

小倉百人一首の和歌の中で、万葉集から直接選ばれた歌はない。

とはいえ、全く関係ないわけではない。

選ぶ元となっている古今和歌集や新古今和歌集も、万葉集と同じように、古い時代から各歌集が編纂された時代まで、幅広い時代の歌が収録されいる。そして、その中には、その「元歌」となるものが、万葉集に含まれているものがいくつもあるのだ。

たとえば、有名なところでは、百人一首の中の

「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山」

という聞き覚えのある歌は、 万葉集の

「春過ぎて 夏きたるらし 白妙の 衣干したり 天の香具山」

という歌が元歌である。

 

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まとめ

万葉集も百人一首もいわば和歌の選集であるが、百人一首は直接関係ないが、百人一首の中の和歌の元歌となったものが、万葉集に収録されている。

 

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