ラグビーユニオンとラグビーリーグの違い
ラグビーには、「ラグビーユニオン」と「ラグビーリーグ」があるそうだが、何が違うのだろう。ラグビーワールドカップはどっち?
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ラグビーユニオンとラグビーリーグの主な違い
ユニオンとリーグの主な違いを表にしてみた。
ユニオン | リーグ | |
起源は同じ。1895年に分離 | ||
もともとアマチュア主義 貴族階級が中心だった 1995年からプロ容認 |
報酬(プロ化)を目的として発足 労働階級が中心だった |
|
人数 | 15人 | 13人 |
フィールドサイズ | 144m x 70m | 112~122 x 68m |
トライライン間の距離 | 100m | 100m |
統括団体 | ワールドラグビー 1886年設立 |
国際ラグビーリーグ連盟 1927年設立 |
攻守 | 攻守なし | 攻守が明確 |
密集プレー | モール、ラックがあり、ボールの争奪戦をする | 密集プレーなしでランが多い |
背番号 | フォワードからバックスの順 | バックスからフォワードの順 |
スクラム | 押し合う | 押し合わない |
ラインアウト | あり | なし |
トライ | 5点 | 4点 |
ゴールキック (コンバージョン) |
2点 | 2点 |
ペナルティゴール | 3点 | 2点 |
ドロップゴール | 3点 | 1点 |
ユニオンとリーグはもともと同じ起源であった。ラグビーににたスポーツの起源は古代までさかのぼるとされるが、現代のラグビーは19世紀初頭にイギリスではじまったスポーツである。貴族階級にとっては余暇の楽しみであったが、労働階級の選手たちにとっては、仕事と兼業であったため、けがをしないことや報酬が重要だった。
そのためラグビーは、理想が折り合わない2つのグループに分離。ラグビーリーグは、それまで共有していたルールから、けがをしない安全面と観客を楽しませるエンタメ面に着眼したルールに変わっていった。
報酬を認めないアマチュア主義であったユニオンも現在ではプロを容認している。よって、現在のラグビーユニオンとラグビーリーグの主な違いは、ルール体系である。
ラグビーワールドカップはどっち?
2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップのルール体系は、
- ラグビーユニオン
である。
ラグビーリーグにも、ワールドカップがあるが、それは、「ラグビーリーグ・ワールドカップ」とリーグを付けて呼ばれる。その歴史はより古く、ユニオンのラグビーワールドカップが1987年創設なのに対し、ラグビーリーグ・ワールドカップは1954年創立である。
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7人制のラグビーはまた別なの?
ラグビーには7人制もある。日本語では7人制ラグビー、英語ではRugby sevens。2016年のリオ五輪でも採用され、東京五輪でも採用されているラグビーである。
7人制ラグビーの統括団体は、
- ワールドラグビー
つまり
- ラグビーユニオン
のルール体系である。7人制ラグビーは15人制の変種である。選手の人数のほか、プレー時間などがが15人制とは違っている。
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まとめ
ラグビーユニオンとラグビーリーグは、起源が同じであるが、1895年に分離し、現在ではルール体系が違う。ユニオンは15人制で密集プレーがあり、リーグは13人制で密集プレーがなくランが多い。ラグビーワールドカップはラグビーユニオンのルール体系である。
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