ジューンブライドの由来と意味|6月に結婚すると幸せになれる理由

「ジューンブライド」という言葉を耳にしたとき、ふと思った。
なぜ6月に結婚すると幸せになれるのか?
ジューンは6月、ブライドは花嫁を意味するが、なぜ「6月の花嫁」が幸せと言われるようになったのか?
日本の6月といえば梅雨の季節であり、結婚式に必ずしも向いている季節とも言えないはずだ’。
「ジューンブライド」という言葉は英語であるが、その起源は一体どこにあるのだろう。
今回は、そのジューンブライドの秘密を解き明かしてみよう。
事件ファイル No.004|ジューンブライドの秘密
発端|ジューンブライドの歴史的背景
ジューンブライドの起源をたどると、古代ローマにたどり着く。
6月に結婚すると幸せになれるという考えは、古代ローマの女神ジュノー(Juno)に由来しているという。
ジュノーは、結婚や家庭を守護する女神であり、6月(June)はジュノーに捧げられた月とされていた。
そのため、「6月に結婚すれば、女神ジュノーの加護を受けて幸せになれる」と考えられていたのだ。
とはいえ、古代ローマに「ジューンブライド」に該当する言葉は特になかった。
ただ、「6月の結婚は幸せ」という古代ローマの考え方が、古代ローマがヨーロッパ広域を支配したことにより、ヨーロッパ全体に広まっていった。
謎解き|「ジューンブライド」という言葉が生まれた理由
古代ローマ時代には「ジューンブライド」という言葉は存在しなかった。
では、なぜこの言葉が生まれ、広まったのか?
その鍵は、19世紀のイギリスにある。
当時のイギリスは、ビクトリア朝時代。
産業革命を経て都市が発展し、結婚式のスタイルや文化も大きく変化していた。
貴族や上流階級の間では、華やかで格式高い結婚式が流行していたのだ。
この時代、6月に結婚する習慣が再び注目されるようになった。
理由は、古代ローマの「ジュノーの加護」という考え方がロマンチックなエピソードとして再評価され、さらに、6月は気候が良くガーデンパーティーに最適だったからだ。6月は花が豊富に咲く季節であり、結婚式の装飾やブーケに最適な時期でもある。
そこで生まれたのが、「June Bride(ジューンブライド)」という言葉。
英語圏で「6月の花嫁」を意味する表現として、特にイギリス上流階級の間で普及した。
やがて、イギリス文化がアメリカに伝わり、アメリカ映画や文学でロマンチックな言葉として使われるようになった。
こうして、「ジューンブライド」という言葉が英語圏で確立したのだ。
日本への広がり
その後、英語圏の文化が日本に入ってきたのは昭和の頃。
特に、1980年代以降、ブライダル業界が「ジューンブライド」のイメージを活用し、
「6月の結婚は幸せ」というキャッチコピーを広めた。
結果、日本でも「6月の結婚=幸せ」という考え方が根付いたのである。
ただし、日本では6月は梅雨の季節。「ロマンチックなガーデンウェディング」というイメージとはかけ離れているが、「欧米風結婚式への憧れ」が強かったため、「ジューンブライド」という言葉自体がロマンチックな象徴として人気を博した。
まとめ
「June Bride(ジューンブライド)」という言葉は、19世紀イギリスで生まれた。
その背景には、古代ローマの伝説がロマンチックに再解釈されたことと、
気候的に6月が結婚式に適していたという理由がある。
その後、英語圏文化として定着し、日本にも輸入された。
結果として、古代ローマの習慣が「ジューンブライド」という形で現代に受け継がれたのである。
探偵のひとこと
ジューンブライドってやつは、過去と未来が入り混じったロマンさ。
雨が降っても、二人で傘をさして歩けば、それもまた幸せの一コマだろう?
Sources:
-Bromberg's "The Tradition of the June Bride"
-weddings in Athens "Where Did The Term June Bride Come From?"