ジンジャーブレッドの人型のルーツ！なぜクリスマスに作られるのか

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クリスマスには、かわいらしい人型のジンジャーブレッドマンが人気アイテムだ。たくさん販売されているし、家で手作りするのも楽しい。

なぜジンジャーブレッドがクリスマスに作られるのか。なぜ人型なのか。そのルーツは？

ジンジャーブレッドには、やわらかいケーキ状のものからジンジャーブレッドハウスまで多くの種類があるが、ここでは、その中から、「ジンジャーブレッドマン」や「ジンジャーマンクッキー」と呼ばれている、人型のクッキータイプのジンジャーブレッドに注目する。

というわけで結論からいうと、人型ジンジャーブレッドのルーツは、

エリザベス1世は、「ジンジャーブレッド専門の職人」に、人型のジンジャーブレッドを作らせていたのだという。

自分にそっくりに作ったジンジャーブレッドを側近たちに与えたり、与えなかったり、来客そっくりに作らせて、その本人に贈ったりして、エリザベス1世は、人型ジンジャーブレッドを政治的戦略として利用していた。

ということは、人型のジンジャーブレッドはそのルーツ的にはクリスマスとは関係ないように思われる。なぜ、今はクリスマスに作られているのか。

結論からいうと、

イギリスのビクトリア女王(在位1837-1901)一家のクリスマスの様子が報じられたことがきっかけでジンジャーブレッドが主にクリスマスを連想させるものになったから

そのイメージがだんだん強くなって、今日まで続いている。

ジンジャーブレッドマンもジンジャーブレッドの一種だから、クリスマスに作られるといえるだろう。

■ビクトリア女王一家のクリスマスとは

1948年のIllustrated London Newsに掲載されたという女王一家のクリスマスの様子の絵がこちら。

Public Domain, Link

この絵の様子が、現在のクリスマスのおおもとのイメージとなった。クリスマスツリーを飾りつけ、ツそしてリーの下にプレゼントを並べること。

絵のタイトルは、「ウィンザー城のクリスマスツリー CHRISTMAS TREE AT WINDSOR CASTLE」。

クリスマスツリーは、ドイツのプロテスタントから始まったといわれているが、このころのドイツのクリスマスツリーには、精巧に作られたジンジャーブレッドも飾られていた。

ビクトリア女王の母と夫アルバート公はドイツ出で、ビクトリア女王一家はドイツ風のクリスマスの伝統を取り入れていた。

この絵のツリーにもジンジャーブレッドが飾られている。

現在も王族のファッションなどが流行するのと同じように、女王一家のクリスマスの方法も流行することになった。

■なぜジンジャーブレッドを飾ったのか

ドイツではなぜクリスマスツリーにジンジャーブレッドを飾っていたのか。それは

ドイツのジンジャーブレッドは、硬さがあって長持ちもするものに発展していて、フルーツやナッツとともに、飾れる食べ物という存在になっていた。

■ほかの下地も

ビクトリア女王のこのきっかけの前から、下地はあった。

などなど。

ジンジャーブレッドは、ヨーロッパの冬に相性のよいものであったようである。

人型ジンジャーブレッドのルーツは、イングランドのエリザベス1世。クリスマスに作られるルーツはビクトリア女王。

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