世界の伝統的なクリスマスケーキやお菓子を各国サイトより紹介!ヨーロッパ編
クリスマスと言えば楽しみなのがクリスマスケーキ。日本のクリスマスケーキはクリスマスのイメージを視覚にも生かしたデコレーションケーキである。
では、キリスト教が盛んなヨーロッパではどんなクリスマスケーキを食べているのか。伝統的なヨーロッパのクリスマスのお菓子を調べてみた。
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イギリスのクリスマスケーキ
www.mirror.co.uk
イギリスのクリスマスケーキと言えば、映画などにも登場して有名な
- クリスマスプディング
ドライフルーツや香辛料がたっぷり入ったどっしり重いケーキである。ラム酒またはブランデーなどのアルコールもたっぷり含まれていて日持ちする。
13種類の材料で作るのが伝統的で、13という数は、キリストと12人の弟子を表しているそうである。
クリスマスプディングの起源は、中世イングランドと言われていて、もともとは、布の袋に生地を入れてゆでて作っていた。のちに型に入れて蒸して作るようになった。プディングの上には柊の緑の葉と赤い実を飾る。
食べるときには、温めて、阿多多紀ブランデーをかけて火をつけたりもする。
カスタードソースを添えていただくことが多いが、クリームやアイスクリームを添えることもある。
クリスマスプディングは家庭によって味が違う伝統料理であるが、現在では市販のものを購入することが多いらしい。例えば日本でも売っているこちらは世界中で購入できる。
Walkers Shortbread Rich Holiday Fruit Pudding, 16 Ounce Box
ドイツのクリスマスケーキ
ドイツのクリスマスケーキは、最近日本でも大人気となっている
酵母の入った生地に、レーズン、レモンピール、オレンジピールを練りこみ焼き上げたもの。ケーキの上には粉砂糖がたっぷりかかっている。
通常薄く切っていただく。粉砂糖がこぼれてしまうけれど、とてもおいしい。
フランスのクリスマスケーキ
www.buche-de-noel.info
フランスとフランス語圏で欠かせないクリスマスケーキは、
- ブッシュドノエル
日本でもよく知られた、薪をかたどったケーキで、クリスマスの薪(丸太)という意味である。英語では、クリスマスログとかユールログと言う。
キリスト教以前からヨーロッパにある伝統的な冬至のころの祭りが起源で、太陽の力が弱くなるこの時期に、太陽の再生の象徴として、そして太陽への捧げものとして、一晩中燃え続ける大きな丸太を燃やしたのだとういう。その丸太のオマージュである。
お菓子のブッシュドノエルの起源は以外に新しく、19世紀ごろと言われていて、伝統的には、薄いスポンジケーキにチョコのバタークリームを塗ってくるくる巻いて、周りもチョコバタークリームで多い、フォークなどを使って木の皮の模様をつける。端を切って巻いている面を木の年輪のように見せる。
今では、バタークリームに限らず、生クリームやガナッシュなどいろいろなアイシングが使われて飾られるデコレーションケーキとなっている。
ブッシュド ノエル ミディアム クリスマスケーキ 栗 ココア 生クリーム
イタリアのクリスマスケーキ
www.alimentipedia.it
イタリアでは
- パネトーネ
ミラノ発祥の銘菓で、アントニオのパンという意味のパンディアントニオがなまって、パネトーネと呼ばれているそう。レーズン、プラム、オレンジピールなどドライフルーツがブリオッシュ生地に入っている。
それから、
- パンドーロ
www.pandoro.it/
こちらは、ヴェローナ発祥のもので、意味は黄金のパン。名前の通り黄金色の甘いパンである。粉砂糖をまぶしてある。
どちらも日本でも人気で、イタリア製のものも購入可。
イタリア・クリスマスケーキ バロッコ、パネトーネ 1000g
スペインのクリスマスケーキ
muyinteresante.es
スペインのお菓子はまず、
- トゥロン
アーモンドキャンディのようなもので、アーモンドなどのナッツと卵白、はちみつや砂糖等からできている。とても甘い。
楽天で扱いがありました。
そして
- ペスティーニョ
citylifemadrid.com
それから、
citylifemadrid.com
これはぽろぽろしているクッキー。スペインの方に手作りのものをごちそうになったが、なんか、知ってるっていう味がして、日本に似てるお菓子があるような気がしてカナが得たのだけれどなにかわからなかった。
主にアーモンドの粉と砂糖でできている。
それからポルボロンと似ている
- マンテカード
もある。
バタークランブルクッキー。16世紀起源でポルボロンよりもこちらのほうが歴史があるらしい。
それから、クリスマスより後の1/6の東方の三賢者の日に食べられるパンに
citylifemadrid.com
王様の輪という意味のケーキで、フランスではガトー・デ・ロワ,、ポルトガル語ではボロレイと言う。パンの上に砂糖漬けのフルーツが載っている。
東方の三賢者は、イスラエルの王が生まれたしるしの星を見てイエスのもとを訪れ3つの贈り物をした人たちである。
ヨーロッパ全体
ヨーロッパ全体にわたって、スパイスが利いたビスケットである
- ジンジャーブレッド
がクリスマスに作られるらしい。
ブレッドとなっているが、日本語で言えばジンジャークッキーのほうがしっくりくるだろうか。
現在のジンジャーブレッドは、ケーキのようなしっとりしたものから、ビスケットのような水分の少ないものまでいろいろあるが、スパイスが利いた粉もののお菓子ということで共通している。
ちなみにジンジャーブレッドのブレッドは、バンを意味する英語のブレッドではなくて、gingerbrasという「保存食になっているショウガ」を意味する古いフランス語が英語になったのだそう。
ジンジャーブレッドは、ドイツ語ではレープクーヘンやプフェッファクーヘン、フランス語ではパンデピス。
円形や星やハートが昔からの型であるが、クリスマステーマのいろんな形がある。日本では人型のものがよく知られているかな。
楽天を見てみると人型の抜型はたくさんあるけど、クッキーそのものが見当たらない。あったのは、スパイスのきいていなさそうなミルク味のもの。スパイス味は日本ではあまり好まれないのかも。本格的なジンジャーブレッドはケーキ屋さんなどで売っているだろう。
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それからヨーロッパのマーケットに並ぶこのようなハート形のクッキーもジンジャーブレッドの一種。
そしてお菓子の家型のビスケットもジンジャーブレッド。これも日本はケーキ屋さんで作っているかな。
こんなキットもある。
欧米では、スーパーでいろんな種類の食べられるジンジャーブレッド飾りキットやジンジャーブレッドハウスキットが売られている。家族で、おうち時間を楽しむのにも、季節感あふれるもってこいのキットである。
2017年、ノルウェーのベルゲンには、世界最大のジンジャーブレッドタウンがオープンしている。これもみーんなジンジャーブレッド。
ジンジャーブレッドは、割と手軽に作れて、いろんな形にもなって、寒いヨーロッパの冬には体をホカホカさせるスパイス入り。ヨーロッパのクリスマスには欠かせない味である。
ジンジャーブレッドはヨーロッパの冬には欠かせない、とても好まれるお菓子である。詳しくはこちら↓。
uwanosorajikenbo.hatenablog.com
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まとめ
ヨーロッパのクリスマスケーキは、日持ちのする焼き菓子が多い。