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ノーマルヒルとラージヒルの違いとは?スキージャンプのK点と採点方法【平昌五輪】

平昌五輪のスキージャンプの種目には、男子ノーマルヒル、ラージヒル、ラージヒル団体、そして女子のノーマルヒルがある。

ラージヒルとノーマルヒルはいったい何が違うの?スキージャンプのルールや採点方法は?

 

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ノーマルヒルとラージヒルの違い

一言でいえば、

  • ジャンプ台のサイズが違う

平昌五輪の公式サイトから引用するとジャンプ台が次のようにイラストになっている。

f:id:uwanosorajikenbo:20180209134249p:plain
pyeongchang2018.com

この場合のジャンプ台とは英語のスキー・ジャンピング・ヒルのことで、スタートゲート、助走エリア、踏切台、そして選手が飛行しているエリアの地面の下り坂と、その先の着地エリアまでが含まれる。この図で見ると高さだけが違うように見えるが、実際には高さに加えて長さも違う。

ラージやノーマルと言うのはサイズを表しているというわけだ。

あれ、じゃあスモールとかミディアムとかっていうのはないの?とギモンに思ったので調べてみると、オリンピックの種目にはないだけで、以下の通り、スキーのジャンプ台にはスモールもミディアムもあった。

f:id:uwanosorajikenbo:20180209135412p:plain
fis-ski.com

この中の、ノーマルヒルとラージヒルが、オリンピックのスキージャンプでは採用されているということだ。

一番下にある、フライングヒルという大きなジャンプ台は、ワールドカップなどでは採用されているサイズである。

表に出てくるサイズ(Hill size(HS))はどこの大きさを言っているのかと言うと、「ジャンプ台の端から着地エリアの終わりまでの距離」のこと。

HS: Hill size - distance from the edge of the take-off to the end of the landing area L
fis-ski.com

ジャンプ台を横から見た図で確かめてみると、

f:id:uwanosorajikenbo:20180209143728p:plain
fis-ski.com

赤い矢印で示したTからLの距離がヒルサイズである。

高さについては、ラージヒルでジャンプ台が88mを超えないこと、と書かれている。
ちなみに助走エリアの斜面の角度は35~37°。

平昌五輪のアルペンシア・スキー場のサイズは、

  • ノーマルヒル:109m
  • ラージヒル:142m

青の矢印で示したのは、Kと書いてあるK点。これが上の表や平昌五輪サイトから引用した図にもあるK点である。

スキージャンプのK点とは

図にある「K点」というのは、ドイツ語で建築基準点を意味するKonstruktionspunkt(英語のConstruction Point)に由来していて、着地エリアに赤い線で示されている地点。

このK点は、ジャンプの採点基準となっている地点である。昔はこれ以上飛ぶと危険という地点だったそうだが、今はその意味はない。

着地エリアの始まりは、上の図でPとなっている位置で、Lが着地エリアの終わりの位置である。選手はこのエリアを目指して着地する。

ノーマルヒルでは、このK点より遠くに飛べば、1mあたり+2点、手前なら1mあたり-2点。

ラージヒルでは、同じように1mあたり1.8点加減点される。

平昌五輪のアルペンシア・スキー場のK点の位置は、

  • ノーマルヒル:98m
  • ラージヒル:125m

 

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スキージャンプの採点方法

スキージャンプは、2回飛んでその合計得点で順位が決まる。

採点される内容は、

  • 飛距離
  • 飛型
  • スタートゲートポイント
  • 風の影響

飛距離の点数は、

  • K点に着地すると60点
  • ノーマルヒルでは、K点を超えれば1mごとに+2点、届かなければ1mごとに-2点で、ラージヒルでは同じように各1.8点。
  • 着地位置は、一足で着地した場合はスキーの中間点、両足の場合は両端の中間点

飛型の点数は、

  • 飛型点は、最高で60点で減点法で採点する
  • 審判一人あたりは20点満点で0.5点単位の減点法で採点する
  • 飛行中の姿勢と着地の姿勢を評価する
  • 飛行中はスキー板をVの字に伸ばした姿勢を保つ
  • 着地では「テレマーク」と言われる両手を広げて足を前後に開いた姿勢を決める
  • 正確性や、美しさ、完成度、安定性、全体の印象を基準に判断される

スタートゲートポイントや風の条件で飛距離に差が出ることから組み込まれるポイント。
スタートゲートポイントは複数のゲートが使われる場合に採用されより高い位置からスタートする場合、減点ポイントが設定される。逆に低い位置からで得点ポイントという場合もある。

風については、向かい風が吹いて有利になると減点ポイントとなる。逆なら得点ポイント。

たとえば、ソチ五輪でのノーマルヒルの採点結果を見てみると、1位のカミル・ストッフ選手の1回目の得点は、

  • 飛距離 81.0
  • 飛型 57.0
  • ゲート 3.2
  • 風 0.8
  • 合計 142.0

f:id:uwanosorajikenbo:20180209160339p:plain
fis-ski.com

飛距離は、105.5m、この時のK点は95mだったので、1m2点x10.5=21点を60点に足して、81点。
審判が採点するのは、「飛型」の点数。5人の審判が採点し、最高点(19.5)と最低点(18.5)を除いた3名の点数(19.0、19.0、19.0)の合計点57.0点。

ゲートと風のポイントを合わせて、142点、となっている。

その他、名前のすぐ次に、スピードが載っているが、だいたい全員88キロ台。すごいスピードで助走するんだなあ。

 

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まとめ

ノーマルヒルとラージヒルの違いは、ジャンプ台のサイズである。この2つでは、ラージヒルのほうが大きい。

スキージャンプは、得点で順位が決まり、着地エリアにひかれた赤い線のK点は飛距離の得点基準になっている。飛型点は、人間の審判が判断し、スタート位置や風の影響を盛り込んだ点数が得点となる。2回ジャンプをしその合計得点を争う。

 

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