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うわのそら事件簿

日々のちょっとした事件や問題や気になったこと

君の名は。海外の反応や評価は!海外映画館で見たよ

アニメ映画「君の名は。」大ヒットのニュースを数か月にわたって耳にしていたものの、私は見ていなかったのであるが、このたび縁あってオーストラリアの映画館で見ることとなった。

海外の客席の反応は興味深く、他にも海外ではどのように評価されているのか気になってしまった。

海外で「君の名は。」を見た感想である。

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映画「君の名は。」 海外の映画館での反応

まず、吹き替え版だったらどうしようかと思ったが、日本語音声の英語字幕であった。

今となっては、字幕がどんな風に訳されているのかも興味があるが、とりあえず全く無視して私は純粋に映画を楽しむことができた。

 

見たのは、金曜の夜の回。並ぶのもナンなので、チケットをネットで買ってもらって、席も予約した。チケット代は大人1枚$21ドル。日本と同額くらい。

 

前の週から上映されていたようであるが、けっこう混んでいた。観客はいろいろな年齢の人がいたけれど、時間的にか子どもはぜんぜんいなくて、アジア系の若者が多かったように思う。それから子どもは吹き替え版を見るというのもあるだろう。

 

上映中の客席の反応は、おおむね好意的。というかとってもウケていた。全体的にどっと笑いが起こることが多く、そんなにおもしろいのかわからないところでも、爆笑が多くて、それに驚く。

いややっぱ英語訳がおもしろかったのか?

また、何かを食べている音とともに「おー」とか「あー」とかそういう反応も多くて、家でテレビを見てるような感じでもあった。

最後には舞台を見ているときのように拍手が起きた。クレジットが終わるまで客席の灯りはつかず、最後まで座っている人のほうが多数派だった。

泣いているような声は全く聞こえなかったけど涙した人はいたのかな。

 

聞いたところでは、ちょっと前に毎年恒例の日本映画祭があって、そこで「君の名は。」も上映されたそうである。

また、会場には他の映画だけれど本木雅弘氏が来ていたそうである。

日本はかなり人気のようだ。

若者は、日本と言えばアニメとゲームとテクノロジーといったイメージがあるそうで、日本アニメはかなり人気のようである。

君の名は。英語タイトルと区分

君の名は。の英語タイトルは、

  • Your Name.

オーストラリアでの紹介文には「Kimi no na wa.(Origina title)」とちゃんと入っていて、「No.1 Japanese Box Office Smash Hit!」(日本での興行成績第1位)と宣伝している。

オーストラリアでの映倫のようなものの区分が

  • PG(Parental Guidance)

「15歳未満は助言指導が必要」という区分になっている。

日本映倫の区分ではG。どなたでも、の区分で、PG12でさえない。

また、少し不思議に思ったのが「声の出演」で、主演の2人の次に、”Ryô Narita, Aoi Yuki & Nobunaga Shimazaki”と書かれていて、日本でフィーチャーされている長澤まさみさんや市原悦子さんの名前で宣伝していない。海外のアニメファンには声優さんたちのほうが知られているということか。

 

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君の名は。海外の反応

海外での映画のレビューを見てみると、レーティングはかなり良い。10点満点で8以上のものばかりである。

レビューでは、たいて宮崎駿監督のものと比べている。そりゃそうか。日本のアニメに詳しい人たちを別とすれば、日本のアニメと言えば宮崎駿氏だけである。それに宮崎監督が引退すると言ったため、ちょうどみんな次のおもしろい日本アニメ映画を探していたのかもしれない。

新海誠監督のこれまでの作品やその特徴について、レビューではけっこうな分量で紹介されている。これからは日本アニメと言えばShinkaiとなりそうである。

二人の作品の共通点は美しい日本のノスタルジーあふれる景色を描いていること、としている。それを他の誰もまねできない独特な画で。まずもうその画の美しさだけで見るべき映画であるという感想を書く人も多くいる。

まったく同感であるが、こういう日本っぽい空気の色とかに海外のひとたちも美しさやノスタルジーを感じるのだろうか、いや、その表現にアートとして感激するってことかな。日本に住む人が画面から想起するものと日本未経験の人が見ているものは同じだろうか。

ちょっとしたしぐさや行動などで観客にストーリーを悟らせるところとか意味を持たせるところなども日本アニメ風であるのだという。

それから、とりかえばや物語からいくつも作られている男女の入れ替わりのお話が、日本の伝統的ストーリーとも紹介されている。

もちろん他の国にも同じテーマのお話があるわけではあるが、海外の人にとって「日本らしい」と感じることは、心をつかまれる大きなポイントであろう。それもなにか伝統と歴史と威厳があるミステリアスなものとして、であるとよりワクワクしそうである。

だけど、君の名は。がおもしろいのは、男女入れ替えのほかに、タイムトラベルとロミオとジュリエット的な会いたくても会えないロマンスとティーンエイジャーのさわやかさとJポップの音楽と人間にはどうしようもない天災なのに歴史を変えてしまう行動を成し遂げ、名前も覚えていないのに運命的に再開するなどいろいろな要素がおりまぜてあるところでもある、としている。

そして、それらはテンポよく展開して重くない。必要以上にこだわってない。

見終わった感がいいところ、は現代の日本のイメージによく合っているかもしれない。

日本でヒットしたのもこんな映画が見たかったっていうのを再現していたからなのかな。

君の名は。海外の声優

英語の吹き替え版の声優さんたちも調べてみた。

  • 瀧 マイケル・シンタニクラス
  • 三葉 ステファニー・シェー
  • テッシー カイル・へーベル
  • さやか カサンドラ・モリス
  • 四葉 ケイティ・ハービー
  • 一葉 グリニス・エリス
  • 奥寺ミキ ローラ・ポスト

Narutoなど日本のアニメの吹き替えも多く担当する声優さんたちである。

というわけで、海外の反応をまとめると、画の美しさと展開の多様さとポップさと日本っぽさが入り混じった見るべき地元日本で大ヒットの日本アニメ映画、である。


新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド

感想

海外で日本映画をみるのはおもしろい体験だった。

客席が生の舞台を見ているように反応するのがおもしろかった。いや、テレビの感じかな。とにかくリラックスしている雰囲気であった。

最後には拍手が起きて、自分のことでもないのになんだかうれしい気持ちになった。

個人的には隕石が落ちた時の地鳴りのような音には3.11を思い出してしまった。煙(?)がくぼみの下から地面を上ってくるところはテレビで見た津波の泥水の色を思い起こした。天災の衝撃ってどれも似ているのかもしれない。この日も映画みたいにせめて人的被害を抑えられるといいのに。

そういえば川村元気さんについてレビューでも名前を見なかったような。

それからレビューが伝えているように、画が独特で美しくてずっとみていたいと思った。家庭のテレビ画面でなく、映画館で見てとてもよかった。