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全仏2017にフェデラーはなぜいない?欠場の理由は怪我ではなかった【テニス】

フランス・パリのローランギャロスで開催中のテニスの全仏オープン2017には、現代のテニスの代名詞ともいえるロジャー・フェデラー選手の姿がない。昨年2017年にもその姿はなかった。2年連続欠場しているのはなぜか。その理由は?

 

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全仏2017フェデラー欠場の理由

フェデラー選手が全仏オープン2017を欠場している理由は、

選手生命を伸ばすため

フェデラー選手は5月15日に自身の公式サイトで全仏欠場を発表した。

ATPツアーでこれから何年もプレーし続けるために、今年はクレーコートシーズンをスキップして芝とハードコートシーズンに備えることがベストだと思う。・・・これからも前進していくにはスケジュールがカギになると考えている。

略・・・in order to try and play on the ATP World Tour for many years to come, I feel it's best to skip the clay court season this year and prepare for the grass and hard court seasons・・・・略・・・I need to recognize that scheduling will be the key to my longevity moving forward・・・・略・・・http://www.rogerfederer.com/index.php/news

というわけで、2017年の全仏オープンは、怪我をして出られないというのではなく、今後を見据えて欠場している。フェデラー選手は昨年はツアーを長く離脱していたのだが、今年復帰してからは、実に絶好調。4大会に出場して3大会で優勝。それもグランドスラムの全豪とマスターズ2大会である。

フェデラー選手は1981年生まれで今年35歳。

昨年のフェデラー選手は、ついに世代交代か、と思わせたのであるが、完全復帰している。では、昨年の全仏欠場の理由も振り返ってみたい。

昨年全仏2016フェデラー欠場の理由

フェデラー選手が全仏2016を欠場した理由は、

体調が100%ではないから

2016年、フェデラー選手は2月にひざの手術を受け、その後は腰の痛みが出ていた。1月の全豪後からツアーを離脱し、4月のモンテカルロで復帰したが、調子が良くなかった。全仏に出るために調整を続けていたが、100%ではない状態で出場して悪化させるという不必要な危険を冒したくないとして、欠場を決断した。

このときフェデラー選手は2000年の全豪オープンからグランドスラム連続65回出場という記録にも終止符を打った。

フェデラー選手は芝シーズンに復帰したものの、ウィンブルドンの準決勝では転倒、ラオニッチ選手に敗れた。その後はひざと体に回復の時間が必要としてツアーを離脱した。リオ五輪にも出場しなかった。


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フェデラーと全仏オープン

フェデラー選手は1999年から2015年まで17年連続で本戦に出場している。うち優勝1回準優勝が4回。
優勝1回?
意外にも、フェデラー選手は全仏での優勝は1回だけなのだ。ちなみに全豪では5回、全米でも5回、ウィンブルドンでは7回優勝している。
勝率で見ても、全仏が80.25%と一番低く、一番高いウィンブルドンは88.42%。
ライバルのナダル選手とは全仏オープンで5回対戦、一度も勝っていない。5回のうち4回は決勝、つまりフェデラー選手が準優勝した時の相手はすべてナダル選手だった。

 

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まとめ

ロジャー・フェデラー選手は、選手を長く続けるために、2017年の全仏オープンを欠場している。スケジュールが継続のためには大切と考えている。2016年の全仏も体調が100%でないとして欠場、その後芝シーズンに復帰したが夏からはリハビリに専念し、2017年は見事に復活している。

おまけ
フェデラー選手は、35歳だが、トップ100選手の最高齢はカロビッチ選手38歳で24位。まだまだフェデラー選手が見られそうでファンとしてはうれしいですね。