大坂なおみWTAファイナルズの出場条件は?【女子テニス】
WTAファイナルズは、テニスのシーズン最後に行われる女子テニスの頂上決戦。その年最もポイントを獲得した上位8組のシングルスとダブルスの選手だけが出場できる大会である。
全米オープン2018で優勝を果たした大坂なおみ選手は、現在ファイナルズへの出場圏内ではあるが、まだ確定はしていない。WTAファイナルズへの出場条件とは?
※10/2 大坂なおみ選手はWTAファイナルズ2018への出場決定!!
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大坂なおみWTAファイナルズへの出場条件
WTAファイナルズの出場枠は、シングルスとダブルス各8席であるが、大坂選手が出場圏内であるのは、シングルスである。
シングルスの出場条件を調べてみた。
2018年のWTAのルールブックによると、シングルスに出場できる選手は、
- WTAファイナルズには、ファイナルズ・ランキングの上位7選手に出場資格がある。WTAは、特別な事情を考慮し、8人目の選手を独自に選ぶことができる。WTAがそれを行使しなかった場合には、8人目は、ファイナルズ・ランキングの8位の選手とする。
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ファイナルズ・ランキングは、その年に獲得した16大会のポイント数で決まる順位のこと。詳しくは次のセクションで。
というわけで、基本的には、大坂選手がファイナルズ・ランキングで7位までに入れば、確実に出場できる。8位以下だった場合には、WTAの決定次第で出場できる可能性がある。また、欠場選手が出た場合に繰り上がるという可能性がある。
そしてもちろん、故障など出場できない状態にないことが必要である。
また、WTAファイナルズでは、出場枠8席のほかに、補欠枠が2席ある。ファイナルズ・ランキングで出場権を獲得した選手を省いた上位2名の選手に与えられる枠である(順位通りなら9位と10位の選手)。補欠は、大会前半のラウンドロビン中に出場が継続できなくなった選手がいた場合、その選手の代わりに上位の選手から順に出場することになっている。
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ファイナルズ・ランキングとは
「ファイナルズ・ランキング」は、「WTAレース」とも言われ、2018年は「ポルシェ・レース・トゥー・シンガポール」という名前になっている。
大坂選手が出場圏内であるシングルスのファイナルズ・ランキングは、その年のグランドスラム4大会、プレミアマンダトリー4大会、プレミア5の獲得ポイントの高いほうから2大会、そしてその他の獲得ポイントが高いほうから6大会、合計16大会のポイントの合計で争われる。
公式サイトによると、最終的には、「今シーズン最後の大会後の月曜日」発表のランキングによって決まることになっている。今シーズン最後の高ポイントが見込まれる大会は9/29~10/7に開催のチャイナオープン、そしてシーズン最後の大会は10/20(土)に終了する予定になっている。しかしながら今年のWTAファイナルズは10/21(日)にスタートするので、その前の月曜日だとすると10/15(月)のものということになる。
ファイナルズ・ランキングは次の通り。(20位まで)
※10/2更新
- S.ハレプ(出場決定) 6911ポイント
- A.ケルバー(出場決定) 5256
- 大坂なおみ (出場決定)4351
- P.クビトバ 4300
- C.ウォズニアッキ 4087
- E.スビトリナ 3841
- S.スティーブンス 3824
- Ka.プリスコバ 3601
- K.バーテンズ 3591
- E.メルテンス 3080
- A.サバレンカ 2990
- S.ウィリアムズ 2976
- D.カサトキナ 2920
- M.キーズ 2752
- J.ゲルゲス 2715
- G.ムグルサ 2606
- A.バーティ 2475
- A.セバストワ 2465
- C.ガルシア 2360
- J.オスタペンコ 2299
ファイナルズ・ランキングについては、更新していきたい。
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まとめ
大坂選手は、ファイナルズ・ランキングと呼ばれるその年の16大会で獲得した合計ポイントで争う順位で、7位以内なら、WTAファイナルズに確実に出場することができる。8位以下の場合は、WTAの決定次第で出場の可能性がある。
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