うわのそら事件簿

日々のちょっとした事件や問題や気になったこと

アメリカヤフーが社名変更!「アルタバ」の意味とヤフージャパンへの影響について

アメリカのYahoo!は、社名をアルタバに変更すると報道された。日本のヤフーとの関係はどうなってるのか。Yahoo!Japanも名前を変えるの?
っていうかアルタバってどういう意味なの?

米ヤフーとヤフージャパンの関係やアルタバの意味について調べた。

 

sponsored link

 

 

Yahoo!Japanの名前はどうなる

米Yahoo!がアルタバになってヤフージャパンの名前も変わるかというと、

  • 変わらない

現時点では変更なしということである。

社名やサービスへの影響はない予定とBuzzFeed Japanが報じている。

BuzzFeed Japanは、米BuzzFeedとヤフージャパンの合弁会社。

ほんとに変わらないないのかな。

変わらない根拠は、
「基本的に、双方の同意がなければ名称の使用は終了できないライセンス契約」
になっているからということである。


Yahoo!JapanとYahoo!の関係は?

Yahoo!Japan(ヤフージャパン)は、Yahoo!(米ヤフー)の日本語版。米ヤフーとソフトバンクの合弁で1996年に設立されたが、米ヤフーとは独立した運営である。

ヤフージャパン(Yahoo!Japan)を運営している会社は、「ヤフー株式会社」で、ソフトバンクグループの子会社。
英語名を「Yahoo Japan Corporation」というが、日本の会社である。

ヤフー株式会社の持ち株率を見ると、

  • ソフトバンクグループ 36.4%
  • SBBN(ソフトバンクの子会社)6.6%
  • 米ヤフー 35.5%

となっていてソフトバンクグループが合計43%の筆頭株主。

ヤフージャパンは、現在年間100億円程度のヤフーブランドのライセンス料を米ヤフーに支払っている。


Yahoo!はなくならない?

1/9の発表によると、米ヤフーという会社は名前を変えて存続する。

米ヤフーは、主力事業であるYahoo!の検索サービスやブログ、ニュース、メールサービスなどをアメリカの大手電気通信事業者ベライゾンに売却する予定。そこにはヤフーブランドも含まれていて、ヤフージャパンのライセンス料の支払先もベライゾンになるという。

だから、会社名はもうYahooはやめて、「アルタバ」に変える。

しかしながら、ヤフージャパンの株式は売却しない。米ヤフーは、ヤフージャパンの株と中国のアリババの株を主要な資産とする投資会社「アルタバ」に変わる。

米ヤフーには、主要事業以外にキャピタルゲインタックス対策のRemainCo,と呼ばれた株式や知的所有権の資産部分があるのだ。その主なものがヤフージャパンと中国のeコマース大手アリババの株式である。

 一方、Yahoo!のブランドそのものが存続されるかどうかは明確になっていない。

というのも、ベライゾンへの売却が合意に達した後、合わせて15億件以上になる個人情報流失が発覚し、連邦捜査当局などに厳しく調査されている。ベライゾンとは売却条件の見直し交渉が行われていて、計画通りに売却できるのかはまだわからない状況となっている。

 

sponsored link

 

 


アルタバとはどういう意味

アルタバは「Altaba」と書く。

米ヤフーは、アルタバがどういう意味で、なぜこの名前にしたのかは発表していない。
しかしながら、アルタバは、中国の方の株のアリババ(Alibaba)に音がよく似ていて、 “Alibaba”と“alternative”を合わせた造語ではないかということだ。
alternativeは、既存のものに代わる、という意味もある。
アリババは、ヤフーやグーグルに変わる検索エンジンを作るつもりだ、とか、新しいeコマースのコミュニティーを作るもりだ、などとネットで書かれている。

アリババの株式保有率は15%で、率はヤフージャパンより少ないが、その価値は300億ドル(3兆円以上)以上だという。ヤフージャパン分は1兆円以上だそうであるが、中国は規模が違うな。

 

まとめ

米ヤフーは、検索エンジンなどの主要事業をアメリカ電気通信事業者大手のベライゾンに売却する予定であるが、売却しないヤフージャパンや中国のアリババの株式を主な資産とする投資会社として会社名をアルタバに変え存続する。アルタバはアリババとオルタナティブの造語であるらしい。

ヤフーブランドはベライゾンのものになるが、情報流出が問題となっていることもありブランド名が存続するかや売却そのものが成立するかは不透明。

米ヤフーはヤフージャパンの株を35.5%所有しているが、経営は日本の会社ヤフー株式会社でライセンス契約上名称の変更は双方の合意の上となっているので、現状では名前を変える予定はない。

というように報道されている。

 

世界では、日本人だけが圧倒的にヤフーを検索に使う、として有名であるという。そして世界では、その理由は日本人がオーナーだからだ、と理解しているのだそうである。

まあ、それもあるかもしれないが、日本人の私にしてみればヤフージャパンってコンビニみたいだと思う。 

ヤフージャパンには気軽にハッピーになれるものが揃っている。 いつも身近にあっていろいろなことを教えてくれるし提案してくれるし、手が届くところにあるととても便利なものを用意してくれている。それは日本人がオーナーだからできたことなのかもしれないが、日本人のニーズによくあったサービスになっているのだ。

インターネットからヤフーがなくなってしまうなんて想像できない。もちろん、オルタナティブが今もあるし、これからも出てくるに違いないけれど、ヤフーがまた世界でも復権する日がくるかもしれない。