マスターズ優勝の松山の緑色の服の意味やブランドは?日本でも購入できるのか
ゴルフのマスターズで見事優勝を果たした松山英樹選手は、緑色のブレザーのような服を着て写真に写っている。これはグリーンジャケットというらしいのだが、この服の意味するところは?
マスターズ優勝の松山の緑色の服の意味
グリーンジャケットは、1949年大会から優勝者に贈られるようになった。のでまず最初の意味は、
- マスターズの優勝のあかし
といえよう。
このジャケットは、会場であるオーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブの会員が、クラブ内で着る公式の服なのだそうである。1937年から、このジャケットを着用するようになった。いわば制服のような感じだろうか。
発案は、このゴルフクラブの創設者のひとりであるクリフ・ロバーツ氏で、会員、非会員を一目でわかるようにするため。主な目的は、ファンが誰から正確な情報を得られるかわかるようになるということや、ウェイターたちが、食事の支払いをしなければならない非会員を見分けられるようになるということであったという。
マスターズの優勝者は、このクラブの名誉会員となる。だから、このグリーンジャケットを贈られる。よってもう一つの意味は、
- オーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブの会員である
という意味。
優勝直後に着せるジャケットは仮のもので、のちに採寸して新しいのを仕立てて贈られるそうである。優勝旗のように1つしかないのではなく、ひとりひとり、その人専用のジャケットがある。
とはいえ、グリーンジャケットは、クラブの敷地内に置いておかなければいけない決まりになっている。例外として、その時の優勝者だけが持ち出し可能。翌年の大会時には、戻さなければならないが、クラブ内なら、いつでも着用することができる。また、レプリカを作ってそれをキープすることは可能。
マスターズのグリーンジャケットのブランドは
augusta.comによると、2021年現在、このジャケットを作っている会社は、
- ハミルトン・テーラリング Co. (Hamilton Tailoring Co.)
アメリカのオハイオ州シンシナティの会社で、1967年からこの会社が製造している。
ジャケットはウール生地が使われていて、ウールの生産者は、
- ビクター・フォースマン Inc. (Victor Forstmann Inc.)
こちらは、アメリカのジョージア州ダブリンの工場で作られた生地である。
生産コストはだいたい250ドル(約2万7000円)だそう。
日本でも購入できるのか
ジャケットそのものをクラブ敷地内から持ち出し禁止、と言っている以上、本物は日本では買えない。
まとめ
マスターズ優勝時に贈られる、グリーンジャケットは、マスターズの会場であるオーガスタ・ナショナル・ゴルフ・クラブの会員のみが着られるジャケットで、マスターズ優勝の意味と、優勝者に贈られる名誉会員のの証という意味である。ジャケットはアメリカ国内で特注生産されている。