プリンスオブウェールズSの距離と賞金について!ロイヤルアスコットの場所も
世界が注目するプリンスオブウェールズS。Sは「ステークス」のことでレースに登録した各馬主が、登録料などで持ち寄った金が賞金または賞金の一部となるレースである。
プリンスオブウェールズSの競走距離や賞金について、そしてプリンスオブウェールズSが開催されるロイヤルアスコットやその会場の場所について調査した。
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プリンスオブウェールズSの距離
プリンスオブウェールズSの競走距離は、
one and quater miles(1と1/4マイル)
である。
出典:www.ascot.co.uk
kmに直すと、2.001168㎞、およそ2000メートルである。
時間にしておよそ2分10秒で決着がつく。
歴代の勝者は、2分1秒90(2014年)が最高タイムだ。
プリンスオブウェールズSの賞金
プリンスオブウェールズSの賞金は、総額750,000ポンド(約1億1400万円)。
出典:www.ascot.co.uk
1着は425325ポンドで日本円にしておよそ6480万円。(2016年6月12日のレート)
内訳は、
オッと、賞金は意外と少ない。日本の競馬でいうと「阪神ジュベナイルフィリーズ」の賞金が1着6500万円。
「川崎記念」や「かしわ記念」が6000万円。
ちょっとした地方競馬並みである。
なのになぜ、プリンスオブウェールズSは、世界中から注目されるのか。
それは、プリンスオブウェールズSのレースが、「ロイヤルアスコット」で行われるからであり、ロイヤルアスコットの中で最も賞金が高額であるのがプリンスオブウェールズSなのだ。
ロイヤルアスコットのおさらい
ロイヤルアスコットは、イギリスにとって夏の大イベントである。
イギリスの夏の大イベントにはほかに、テニスのウィンブルドン選手権、ボートのヘンリーロイヤルレガッタ、ゴルフの全英オープンは挙げられる。どれも世界中で知られたイベントである。
ロイヤルアスコットは、ロイヤルとついているようにイギリス王室主催の競馬。
そして世界中の競馬界のみならず、「社交界」の大イベントである。
社交界とは、王族などのいわゆる上流階級の人々が集う会で、ヨーロッパ的な文化である。
現代ではざっくり言って、大金持ちや著名人の集まり、と言ったら怒られるかな。
また、いわゆる庶民の間でも、競馬は人気スポーツで、イギリスではサッカーに次ぐ人気と言われている。
ロイヤルアスコットは、1711年にアン女王によって創設され、今でも必ず王族が臨席。毎日豪華な馬車に乗って最初のレースの前に登場する。
毎年6月の3週目に行われ、2016年の開催は6月14日(火)から18日(土)までの5日間。
ロイヤルアスコットの会場は、「アスコットレースコース」。
場所はここ↓。
出典:グーグルマップ
住所は、Ascot, Berkshire SL5 7JX, United Kingdom
ロンドンから西におよそ40キロ、電車や車で50分ほどの場所である。
上流階級が集まるだけあってか、公式サイトには近くのヘリポートの案内もある。
ロイヤルアスコットをアスコットレースコースで観戦する場合には、服装や振る舞いについての決まりがあり、観客のみならず報道陣もこれを守らなければならない。
会場はイギリスらしく3つにエリア分けされていて、それぞれ「ロイヤルエンクロージャー」「クイーンアンエンクロージャー」「ウィンザーエンクロージャー」という。一般エリアはウィンザーエンクロージャー。
それぞれのエリアのドレスコードガイドが公式ページでは写真付きで説明文と共に掲載されている。
出典:ascot.co.uk/Royal-Ascot
誰がどんなファッションで登場したかが毎年マスコミを賑わす。
帽子(Hats)ももはや「かぶりもの」といった様相で見ごたえがある。
2016年は、開催中毎日6レース行われ、最初のレースは毎日午後2時半より(日本時間夜10時半)よりスタートする。
ロイヤスアスコット2016の賞金総額は658万ポンド、日本円にして約10億円である。
中でも最も賞金の多いレースがプリンスオブウェールズSで、総額75万ポンド(約1億1400万円)。
1レースの最も少ない賞金総額は8万ポンドである。
まとめ
プリンスオブウェールズSレースの競走距離はおよそ2000m。
賞金総額は、750,000ポンド(約1億1400万円)、1着の賞金は425,325ポンド(約6480万)。
プリンスオブウェールズSは、ロイヤルアスコットというイギリス王室主催の競馬イベントの中の最も賞金が多いレースで、会場はロンドンから約40キロ西のアスコットレースコースである。
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