新型コロナウイルスのニュースを見ていると、変異したウイルスをアルファとかデルタとかミューとか言ってる。ギリシャ語のアルファベットだそうであるが、なぜそのように呼ぶのか。
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新型コロナの変異ウイルスをギリシャ文字で呼ぶ理由
その理由は、
ギリシャ文字を選んだ理由は、
- 発音しやすい
- 汚名を着せない
- 科学の専門家以外にもわかりやすく実用的
といった特徴があるから。
汚名を着せないというのは、たとえば、変異ウイルスが検出された場所の名称を使った場合など、汚名や烙印や蔑称となったり、差別につながったりする恐れがあるから、それを避けるということ。
WHOが発表したこの方針に沿って、各国政府やメディアなどは、一般の人々への情報発信にこの呼称を使っている。
尚、ここでは、「変異ウイルス」という言葉を使ったが、これは英語の「variant」であり、日本語では「変異種」や「変異株」という表現も使われている。
ギリシャ語のアルファベットと読み方
出典:ウィキペディア
WHOのサイトを見ると、名前として呼び方にギリシャ語のアルファベットを使ってはいるが、書く時には、ギリシャ文字ではなく、Alpha、Beta、Gamma、Deltaのように英単語を使っている。
変異ウイルスの名前についてのWHOのページはこちら。
まとめ
新型コロナの変異ウイルスをギリシャ文字で呼ぶのは、多くの人にわかりやすく、差別なども生じにくく、実用的であるという理由でWHOが採用を発表したから。